予約から延期に延期が重なって、だいぶ待たされたフィグゼロのシントラマン。three zeroっていう、香港? のメーカーが出してるやつです。
日本では、グッドスマイルカンパニー経由で買えますね。まぁ、Amazonでは普通に売ってるし、安くなってますよ。予約開始早々、定価で買ったのが悔しくなるくらい、安くなってますよっ(涙)
箱はこんな感じ。
シン・ウルトラマンのフィギュアは、アーツもマフェックスも、このフィグゼロも、パッケージにこだわっていて楽しいです。
裏面はこんな感じ。
海外モノ感が凄いですね。
フィグゼロのシリーズは、このシンウルから始まるらしいので、パッケージもこれがデフォルトになるんでしょうか。
パカッと開きます。
ちょっとオシャレで、いい感じ。
表紙裏には、あのおなじみのセリフが。
パッケージそのもののくすんだ感じもあって、グッとくる演出です。
この箱、結構気に入ったので、取っておこうと思います。
ではでは、中身を取り出してみましょう。
赤が濃いめですね。シルバーの輝度に良い塩梅で合わせる形になっています。
すらっとした長い足など、これまで以上にスリムかつ美しいプロポーションです。股関節部分の緩やかなカーブなど、女性的でもありますね。
斜めから。
首が少し長めなのは、可動に富んでいるからですね。それ以外は基本、アーツというよりはマフェックスに近い規格です。大きさは違うけどね。
シルバー部分が、マフェックスとはまた違った輝きで印象的です。フィグゼロ版は、鏡のような照り返りをするんですよね。
後ろ。
背中のボコボコ加減などが、陰影によって際立っています。
顔のアップ。
口の中が少し歪んで見える。台形の出っ張りが左右で均等でないのでしょう。
基本アーツとよく似ていますが、より柔和な顔な気がしますね。
とりあえず、三体並べてみた。
同じウルトラマンを扱っても、結構違いがありますよね。
顔だけでも、それぞれに個性がある。
次回くらいに、どのシンウルが一番良いか選手権でもやってみようかな。
さて可動ですが、股関節が緩めです。
個体差かもしれませんが、けっこう遊びにくいところはありますね。
基本の構え。
おおっ、色彩のせいか、アーツやマフェックスとは全然違った雰囲気になる。
素立ちも味がありましたが、動的なポーズもはまりますね。
基本の登場ポーズ
前腕が、3つのメーカーの「シンウル」の中で一番細い。ウルトラマンというより、グレイのようなホンマモンの宇宙人を想起させます。
格闘。
フィグゼロ1番の弱点は、足首の可動部が縦1箇所しかないことですね。アーツやマフェックスは、ちゃんと足の裏が設置できるようにボールジョイントが横方向にも回転できるようになっている一方、フィグゼロのボールジョイントは固定されている。これにより、ポーズによっては自立できない場合が出てきます。
蹴りとかも、支えがないと立ってくれないんですよ。
足首の構造を見ると、ボールジョイントが足首に埋め込まれて、殆ど露出していません。これだと、いろんな方向に足首を傾けることができないんですね。
股関節の引き出し機構の可動範囲が狭めなため、どうしても膝小僧をつけている方の足が違和感ある方向に伸びてしまう。
ゆっくり立ち上がるとかは、再現できそう。踵が少しくらい浮いていても、立ってくれます。
肩の張り出し機構があるので、一昔前のアーツよりはやり易いかな。
すらっと伸びた腕は、とても美しいです。
フィグゼロならではの長所は、首の可動域が広いことです。体の向きに角度をつけても、顔がしっかり前を向く。
これにより、体を入れたポーズや、
のポーズがやり易い。
詳しいことは三体比較してから述べたいと思いますが、ここまで待ったand定価7000円に合うだけのバリューがあるかと言うと、なかなか首肯できかねるところはあります。不満点は、股関節の緩さと足からの固定ですね。
一方、首の可動域など、フィグゼロならではの良さもちゃんとあると思うので、その辺を比較の中から見つけていきたいと思います。