HG C.O.R.E ウルトラマンレオ アストラ | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

今回は兄弟ウルトラマンの紹介です。
L77星雲出身のウルトラマンレオ、そしてアストラ。

このポージングは、2人そろってナンボなんでね。

 

まずはレオのほうから見ていきましょうか。

じゃじゃん。

両手をまっすぐ前に出した構えのレオ。別のポーズVERもありますが、持っているのはこのタイプだけです。

レオは頭部の作りこみゆえに、全体のバランスが悪くなりがちですが、このレオのバランスは絶妙ですね。

ミニサイズであるにもかかわらず、細かいところまでよく作られている。

特に腕や手首のリング。きちんと塗り分けされていて、さすがです。

 

横から見ると、こんな感じですね。

両腕を突き出しているため体幹は今一つですが、これでもしっかり自立してくれます。

 

後ろはこんな感じ。

プロテクターの丸は本来は穴。ここが塗り分けされていないのは、ちょっと残念。

――と思っていた時期が、わたしにもありました。

少なくとも、アストラを見るまでは。

 

このアップ。この造形、完璧です。

目がちゃんとクリアなのが、HG COREのすごいところ。口元の掘り込みなど、本当に細かい。

 

角度によってちょっと印象が変わる。

イケメンすなあ。腹部のエンブレムもしっかり銀に塗られていて、ムラがありません。

 

足は踏ん張ったスタイル。

赤一色ながら、股部分の皺などに工夫とこだわりがみられる。

これがあるために、単一でも質素感はありませんね。

 

足はちゃんとブーツの造形に。

膝小僧の裏にできる皺も、非常にうまいこと表現されている。

 

続いて、アストラ。

かなり独特なポーズです。

本当に、レオと組ませるためだけにあるようなもの。

 

注目すべきは、胸元のプロテクターの「歪み」ですかね。

両手を上げていくために、ぐにゃりと歪んでいる。この辺が、すっごくリアルです。

首元の皺が彫り深くなっているのも自然で良い。

 

腕輪や腿の鎖などは、途中から色抜きされていないなどちょっと残念なところが目立つ。

特に腿の鎖は、元が細かいからか忠実な再現とはなっていません。

 
背中はこんな感じ。けっこう残念。

プロテクターは完全に素体色。

そして尻の上に「円谷プロ B.CHINA」の文字。主張がすごいな。

 

左足からは、鎖が垂れ下がっています。

 

顔のアップ。

レオに比べると、彫が浅い。
手を上にあげていて影がかかるので、彫が深すぎると暗くなってしまうのかもしれません。
ただ、のっぺりした感は否めないですね。
 
腹部の皺など、片膝をついている感じはすっごくリアルに伝わってきます。
こういうところの造形は、本当に素晴らしいですね。
どうやって表現するんだろう。
 
さて、このアストラですが、兄とは違ってこのポージングしかありません。
つまり、レオとの組み合わせでしか通用しないアイテムではあります。
ただ、このポーズはポーズでいろいろと遊べますね。
真剣白刃取り!!!
このアストラをゲットして、誰もが一度はやる遊び。
 
それじゃあ、ツルギもやってみよう!
 
べぶちん。
アストラ「ぎゃあああっ!」
カプセルトイの宿命。丸いカプセルの中で、長く平べったいものは曲がってしまう。
ツルギの剣がかわいそうなことになっており、なおかわいそうなことに、アストラの顔にクリーンヒットする角度となっておりました。
 
 
この二つのアイテムを組み合わせれば、
ウルトラダブルフラッシャー!
 
一気に見栄えしますね!!
立体的な奥行きが出て、すごくかっこいいです。
あのアホの子だったアストラが、きちんと仕事をしている!
 
いやあ、このポージングでの立体化は、素直にうれしいところ。
劇中では、ガロン・リットル兄弟に対して使ったり、ベリュドラに対して使ったり、太陽をよみがえらせるのに使ったりしました。ここぞというときに使われた必殺光線だからこそ深く印象に残るし、こうして立体化したものを眺めていても、グッとくるものがありますよね。