伝説薬師獣 呑龍 | 怪獣玩具に魅せられて

怪獣玩具に魅せられて

ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

こちらも映画『ファースト・コンタクト』より。
独特な体型がチャームポイントでもある、呑龍の紹介。これで、「どんろん」と読みます。
映画本編では、バルタン星人によって目覚めせられ、序盤の方に一悶着起こしました。その後、3作目映画『ファイナルバトル』にて地球側の怪獣として宇宙正義に戦いを挑みます。基本的には善玉的なイメージの強い怪獣ですね。


薬師獣ということで、東洋的な色合いの強い怪獣でもある。



まん丸かと思いきや、後部は結構垂直に近い。

この微妙なアンバランス、個人的にはもう少し丸に近づけてくれても良かったのだが。

背中は鉱石のごとく、ゴツゴツしています。 
友だちと喧嘩する時は、こっちを相手に向けてぶん投げると殺傷能力が上がりますよ(なんちゅうこと言うんだ)。

前から。
アオリ気味に撮ると、笑ってるようにしか見えん。

顔のアップ。
獅子舞そのもの。この潔さ、結構好きです。
もちろん怪獣って、恐竜的であったり生物的であったり、そういった既存するデザインを超越したところに魅力があるとは思うんですが、この呑龍のように、まんまやなお前ってデザインも、一種の珍味として愛好したい派なんです。


これ手? 可動部はここと脚だけ。



こんなお茶目なポーズなら取れます。
どっひゃー


可動よりも雰囲気で楽しむタイプのソフビ。
事実、頭部の造形は完成度高いです。作り込みも見事。

髪? 髭? が垂れ下がっている感じもリアルな柔らかさがありますね。

異彩はありますが、平成三部作の怪獣に比べるとシンプルな造形じゃないかなぁ。

顔がそっくりですよね。

左は、沖縄で買ったシーサーの石敢當です。路地の突き当たりとかに置かれる魔除け。


呑龍自体が、薬祖神の使いということで、とてもありがたい怪獣なんですよね。


ということで、とりあえずーー

こいつに拝ませといた。
シンウル「早く映画公開になりますよーに!」
今の時代、アマビエと同じくらい必要とされているのは、この呑龍ではなかろうか。


可動はほとんどしないけど、ユニークな外見は遊びの幅を広げますよね。

大玉転がし。
呑龍「神の使いに何さらしとん」



呑龍山の頂上。

シンウル「絶景哉、絶景哉〜」
呑龍「落ちて怪我しても、薬は出さんで?」

とりあえずコスモスに保護される呑龍。

ACTだと体高差があるので、ペットみたいですね。

レッドキング「いえ、岩です」
神様の使いを投げるなんて、なんて罰当たりな! 

ちなみに投げる時は呑龍の後ろを相手に向けた方が、殺傷能力上がりますよ(もういいって)




映画の中では、ウルトラマンコスモス・シリーズの方向性を位置付ける、重要な役目を帯びた怪獣だったのかもしれませんね。
ウルトラマンAに登場したシシゴランのよう。デザインの落とし込みという点では、シシゴランよりも大分ブラッシュアップされている印象です。

劇中では、ウルトラマンと絡むことがあんまりなく終わってしまったので、そこが少し寂しい。この呑龍の大きな体を駆使した突進に吹っ飛ばされるコスモスとか、見てみたかった気もします。