特撮リボルテック ギャオス(1967) | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

ギャオスのリボルテックは、昭和版でもレベルが高い。

これはこれで味がある昭和版ギャオス。

昭和ガメラの怪獣の中では、一番好きな怪獣です。次点がギロン(笑)

 

 

前から見た図。

生物感もりもりだった平成版に比べて、この昭和版はキグルミ感がもりもり。

蝙蝠のようなシルエットや、渋い色合いがかっこいいです。

 

 

横から見た図。

頭の矢じり型と、そのラインに沿って造形された長い顔が特徴。

目が少し眠そうなところまで、忠実に再現しています。

 

 

お腹部分は薄めの軟質パーツを用いており、前かがみにしたり、のけぞらせたりできるようになっている。

 

 

背中。

いかにも幕! って感じの被膜が好きです。

 

 

さてこのギャオス、このほっそい足でどうやって立っているのかといえば、実は爪先のボールジョイントと、後ろ側に伸びた指の保持力が半端なく優れているんです。

この爪があるからこそ、少しくらいバランスを崩しても支えなく自立できる。これは、平成ギャオスも同じ仕様です。

クリック関節の妙、ここに極まれり。ですね。

 
顔のアップ。口は開閉します。

シンプルながら味わいのある顔。口の中の白い歯の塗分けが見事です。

 

 

ではでは、ポーズをつけてみましょう!!

平成ギャオスと違って指行性っぽくはないので、本来の動物然としたポーズは少し苦手かもしれません。

それでも、ここまで構えることができます。

 

飛行ポーズ。

首の可動が優秀なので、飛んでも違和感なし。

 

 

舞い上がるギャオス。

 

 

 

見栄を切るギャオス。

翼の軸が太めなので、角度をつけると際立ちますね。

 

 

地を這うギャオス。

寝そべっているように見えますが、足もちゃんと角度をつけていますよ。

 

 

翼は折りたたむことが可能。

これは平成ギャオスもそうだったんですが、僕が持っている奴は左側を接着剤で固めざるを得なくなって、翼折り曲げの良さが生きておりません(涙)

 

 

 

オプションとして、超音波メスのエフェクト付き。

シンプルな分、長いです。

これはうれしいですね。

 

 

飛びながらでも、超音波メス。

軽いから、どんな角度でもヘタレることがありません。

 

 

発射の根もとに僅かながら造形があるだけ。あとは、ウルトラマンの○○ソードのような、黄色一色。

 
さらにこのエフェクトにはこんな素敵なオマケもついておりまして。

 

 

分断された戦闘機を再現できる。

これは楽しい!
 
 
若干癖がある可動、頭でっかちなので転倒しやすくはあるバランスなど、ギャオスならではの課題もありますが、造形面や遊びごたえの面で、それらを補って余りある。とっても 楽しいアクションフィギュアです。
 
 
空を舞うギャオス。
翼の骨や胸腹部の蛇腹も、陰影を際立たせると奇麗ですね。
 
 
上空にギャオス出現!
空軍部隊が迎撃されています!
 
特リボでもけっこう最終期に発売された昭和ギャオス。このギャオスを機に、バルゴンやギロン、バイラスがリボ化されると嬉しかったのですが、残念でしたね。
 
ギャオス単体の完成度はとても高く、動かしていてとても楽しいです。映画の、ちょっとぼてっとしたポーズを取らせるも良し、映画ではできなかった、よりダイナミックな、あるいはより生物感のあるポーズを取らせるも良し。元々を超えたいろんな怪獣表現ができるところに、アクションフィギュア最大の魅力を感じます。