でけえ。
発売は2011年? くらい。ウルトラマンマックスと同時に発売されました。
発売当日にヨドバシカメラに駆け込んで、買った記憶があります。ただ、今のアーツの異常な即完とは全然違って、この時代のウルトラマンのアクションフィギュアは、そんなにすぐなくなることはなかった(ゾフィー兄さんを除く)。レッドキングも、その後まで店頭に並んでおり、けっこう安くなっていた記憶があります。
前から見た図。
造形は、襞の1つ1つや並びが細かくて非常によろしい。特に首周りの細かい所に拘りが見られます。
横から見た図。
ACTのウルトラヒーローは、テレビの姿に忠実というわけではなく、そこから幾分か乖離しても理想のプロポーションを追求するスタンスでした。が、ACTの怪獣は違って、テレビに忠実な造形となっている。このレッドキングも、遠目から見たらテレビから抜け出ていたようにしか見えない。
色彩も綺麗ですね。
レッドキングと言うと、なぜだか2代目の金色一色の方を思い出してしまうんですが、実は初代はどくろ怪獣という別名に相応しく、肌色味がかった白なんですよね。そこに青が薄っすらと、しかし印象的に入っている。
後ろ。
背中の部分の段々が特別盛り上がっているところなど、着ぐるみ感のある凸凹やディテールが魅力。襞が全部丁寧できめ細やかなわけではなく、ちょっとした粗まで再現できているのが凄いですね。
顔のアップ。
こいつがもう、そっくりなんです!
黒一色の瞳のつぶらさ加減とか、目の下から口元まで鱗状になっているとか、口中の乱歯の具合とか、とにかく絶妙。目の下がほんのり青味がかっているところとか、ソフビよりも丁寧な施しですね。
小さな頭部に至るまでの身体のラインも完璧。美し過ぎる。
シンプルなようで、その実、情報量は非常に多い造形です。
ややアオリ気味で。
こうすると、より巨大感がありますね。
高く見えるだけでなく、腕の巨大さも引き立ちます。シュッとしているところと、ボリュームあるところのメリハリが際立ちますね。
ウルトラマンに突進を阻まれるレッドキング。
腿部分が非常に独特な形状になっている。股関節部分がほとんどガワなんですよ。
それが干渉しまくる。無理やりに角度をつけて、こんな感じに仕上がりました。
止めているのは、ACTのウルトラマンV2。
ウルトラマンの敵怪獣の中でも、レッドキングは重量級の部類でしょうか。他にはテレスドンやスカイドンなんかが、重量級に入る。一方で、6分くらいかけてぼっこぼこにしたダダは、体重差だけで見るとプロレスラーVS拒食症くらいの体格差になるらしいですけどね。
尻尾を使えば片足立ちや、キックもできなくはない。
付属品として岩石と火花エフェクトが付いていたように記憶しています。
外敵を待ち構えるレッドキング。
股割りから懐をがっと開いたポージング。動きをつけるとしたら、これくらいが限界かなあ。
相撲。はっけよーい
それなりに重いので、前傾姿勢での自立保持はなかなか難しいです。
腿の関節の開きに制限があるため、膝部分の動きも制限がかかってしまいますね。
振り向き様に決めッ。
アクション自体は中々むつかしいフィギュアですが、幸いにも腕がよく動くので、