500になってから(→規格が一回り小さくなってから)のウルトラシリーズは集める気がなかったんですが……こればっかりはどうしても手に入れておきたくて、買ってしまいました。去年、ドはまりした『ウルトラマンZ』より、Zオリジナルの有名な「ご唱和ください」ポーズと、特空機1号セブンガーの別ポーズが一緒になった、スペシャルセットです。ウルトラマンショップにて購入。
パッケージ裏はこんな感じ。
本編の映像も使って、けっこう贅沢ですね。
早速開封してみました。
まずは、Zオリジナルから。
「ご唱和ください、我の名を。ウルトラマン、ゼェーット!!」
第一話での初変身シーンは、多くの視聴者の腹筋を崩壊させたという。僕も大笑いして、後からアマプラで観てそこだけ何度も再生しました。
光線ポーズとかじゃなくて、この手を広げた「ご唱和ください」ポーズが選ばれたということは、それだけあのシーンにインパクトと人気があったということですよね。手を左右に広げるポーズでのウルトラマンのソフビ化って、珍しいと思います。
デザインや細部の作り込みは、まあ500シリーズの規格と考えたら普通レベルなのかなと。首筋など、細かいところの塗り分けはできていません。
肩とわき腹に赤があるなど、動き回る本編(しかも、オリジナルは変身シーン以外出番が少ない)では見落としがちなところまで、ソフビだとはっきり分かる。立体化の良さ、ここに極まれりですね。
そういう意味では、背中はとっても残念。
バンダイの立体化は、背中はどうでも良いと思っているのかね。HGシリーズも、背中は何故だか塗り分けされないんですよ。
EXって銘打ってる以上は、せめて他のソフビよりも彩色に手をかけてほしい所であります。
本編の変身シーン同様、アオリで撮ってみた。
ウルトラシリーズにありがちですが、直立のバランスは個体差あります。この子はちょっと難あり。よく見てから選びましょう。
といってもパッケージングされているので、足の角度とかはけっこう見にくいですね。台紙に隠れてもいるし。
顔のアップ。
500の小さな規格で、この口元の丁寧な造りはエライ。
耳の掘り込みやトサカのダイヤ上の窪みなど、顔の部分のクオリティは高い方だと思います。
続いて、セブンガー。
初登場は『ウルトラマンレオ』。怪獣ボールから出現し、敵怪獣と戦う。非常に強力だが、1分しか戦えず、50時間のインターバルが必要という、良くも悪くも極端なヒト。『レオ』でも一回きりしか登場せず、昭和―平成では名前やビジュアルだけが知られている存在でしたが、まさか令和になって、こんなに愛される形で再登場するとは……。
『Z』では、ストレイジの特空機1号(長男坊)として、第1話から登場します。
デザインはほぼ『レオ』の時と変わらず。ただ、背中にブースターが付いているのと、目の部分が怒りモードに変わるなど表情表出ができるようになっているのが大きな飛躍かな。何気に、指も一本増えて五本になってる。
このセブンガーは『Z』本編での大活躍もあって、一躍人気者に。今、ウルトラシリーズのロボットと言えば、間違いなくこのセブンガーが第一に挙げられるようになっている。500シリーズのソフビは完売し、長らく売り切れが続いていた。今でもかなり品薄状態です。そういう意味でも、このスペシャルセットでセブンガーを手に入れる価値はあると思う。
背中。
相変わらず、塗り分けはされていない。けど、メカだからZほどの違和感はないかな。
でもさ、
腰の黒い部分とか、そこまで来たんなら塗っちゃいなよ。
顔のアップ。
戦闘モード!
眼のぐるぐるとか、良い感じの彫りですね。
さてこのセブンガー。ソフビとしては珍しく着脱ギミックがあって、
硬芯鉄拳弾を発射できる。