特撮リボルテック 怪獣ブースカ | 怪獣玩具に魅せられて

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海洋堂が手がけるハイ・クオリティ・アクションフィギュアシリーズ、特撮リボルテックより、快獣ブースカを紹介します。
製品番号としては003。2010年の5月に発売されたと記憶。特リボは月に2つリリースが初期の基本だった。このブースカは、先に紹介したバラゴンとペアでリリースされていました。


ラインナップを見た時は、けっこうビックリしました。001がエイリアン、002が大魔神、そして003がブースカ。えらい渋いなと。今の商業主義に走りすぎるきらいのあるフィギュア界では、中々通りにくいラインナップだと思います。
ただ、このブースカ。この特リボでリリースされたという点では非常に貴重だし、恵まれていると言える。何しろ海洋堂が手がけるんだからね。


横から見た図。
ぼてっとしたお腹や出っ歯の口、大きなお目々など、とにかく可愛い。たまらん。首筋のたるみや表面のディテールなどから、ブースカというキャラクターのフィギュア化というよりは、ブースカの着ぐるみのフィギュア化といった方が良いことが分かる。特リボの中でも、ここまで着ぐるみ感を出したモデルは、このブースカくらいじゃないかな。


後ろ姿。
やっぱり、首の後ろのたるみが目立ちますね(笑)


特リボはパーツ抜き替えによる表現やアクションの多彩さが売りのシリーズ。このブースカでは贅沢なことに、顔が二つ付いてくる。
左が、おむすび顔。右が丸顔。撮影当時二つあったらしい。額の茶色い点も、太さが異なる。個人的にはおむすび顔の方がブースからしくて好きですね。

しかし、ここまでサービスしてもらって定価2850円だったとは……今のバンダイでは考えられない。

アクションと言えば、これも細かい。頭部を下から見ると、ツマミがあるのが分かりますよね。
これを動かすことで目の方向が変えられる。

お手ても複数付属。それに対応した小物も豊富。



特に細かいのがこれ。
ラーメン。
タイムスリップグリコなど、食玩で第一線を走ってきた海洋堂だからこその完成度とリアルさ。10年も前のモデルなのに、こんな小さいの、よく残ってたな。


これをブースカに持たせてみると……
あら、おいしそう。
ラーメンの丼の側面にもプリント。本当に細かい!

尻尾も2パターンあって、
お馴染みのやつと、



大っ嫌いな亀に食いつかれたパターン



ひええぇぇぇ



お箸を持つ手は、指パッチンをしているように見える。
正直、下半身の可動にはかなりクセがあります。リボルテックが採用しているラチェット機構(クリック関節でカチカチなるあれ)は、保持力とヘタレ防止には効果的ですが、ここぞというところで止まってくれない。なので自然と可動域が限定されてしまうんです。

ただ、ブースカに至ってはそれも味の一つかなと。下半身なんてほとんど動きませんが、逆に着ぐるみのぼてぼて感が出ていて、良い感じに見えてくる。


キリッと一枚。
可愛いです。ブースカへの愛がこもっています。
固いアクションフィギュアなのに、着ぐるみの柔らかさが表現できているところなど、驚異的だと思います。小物も充実していて、遊びがいもある。間違いなく、ブースカフィギュアの決定版、ってか、アクションフィギュアのブースカなんて、これくらいしかない!