古代怪獣ゴモラ | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

ウルトラ怪獣で1番優遇されているといえばこのヒト。古代怪獣ゴモラです。『ウルトラマン』第26.27話「怪獣殿下」に登場。

ウルトラ怪獣シリーズには、やっぱりいこいつがいないとね。

怪獣ソフビの王道として、長らく愛され続けるキャラクター、そしてソフビです。

 

 

横から見た図。

ゴジラに代表される、怪獣スタイルの王道を地で行くゴモラ。尻尾を地面に着けた、直立二足歩行。

平成ゴジラよりも直立ですね。ただ首が極端にカーブしているので、そこから怪獣らしさ、生物らしさを感じることができます。

 



前から見ると、また印象が変わる顔付き。

 角と嘴が良いアクセント。

正面から見てもゴツい感じが素敵。レッドキングが巨大感なら、ゴモラは重量感で勝負ですね。



背中。

 真ん中を黒く太い線が走っている。膝や踵にはトゲ。こちらは塗られておりません。



特徴的な顔。

 瞼が大きくて眠そうなところまで、よく再現できている。『怪獣殿下』では、ジョンスン島で暮らしていたところを、眠らされて空輸されて大阪までやってきていた。『Z』でもやはり休眠状態のところを空輸されるなど、ゴモラと眠りは深い関係にある。


三日月状の角に描かれた雷模様は、ソフビだとアニメチックですね。ちょっと可愛い。



ACTと比べてみた。

 ACTの方がより彫りが深く、精悍な印象を与えます。胴体に対する顔の大きさは、ソフビの方がやや大きめな印象ですね。



首筋や背中には、血管とも見紛うような皺が走る。

 四肢のたるみ具合など、着ぐるみ感は強めです。



腹部の造形。ゴモラの立体造形はどれもここの作り込みに手がかかりそうだ。

 ぐっと握ると、手に跡がつきます(笑)


可動は四肢と首、尻尾。

 首の角度は固定されているので、前傾姿勢は無理かな。足が広いので、尻尾を持ち上げたままの姿勢でも自立を保持できます。



スタンダードかつシンプルな造形の勝利。非常にカッコ良いデザインです。

 


大きさ比較。

 フイギュアーツくらいの大きさがベストかな。




ポージングとしては、腕(前足?)を前に出した、ファイティングポーズが良いかな。

 このどっしり感がゴモラたる所以。ゴモラの着ぐるみはのちにザラガスに改造されますが、不思議とゴモラの方がボリュームあるように見える。



湾曲した首も特徴的ですよね。それによって、直立体型でありながらディノサウロイドみたいな恐竜人間ではなく、ちゃんと恐竜の意匠を残した怪獣的なデザインになっている。

 


口の中は肉抜きされていません。まぁ、あんまり目立つ所じゃないし、シン・ウルトラマンのネロンガほど極端でもないから許せるレベル。

 首に対する頭部の角度に注目。これによって印象がガラリと変わることをゴモラのACTで学びました。


このソフビの角度だとちょっと上目遣いになります。ただ瞳が前に向いているので、焦点が曖昧な、ちょっと不思議なニュアンスのある目つきになっている。寝ぼけ眼ということにしておこう。


 

ウルトラ怪獣500以前の、ウルトラ怪獣シリーズにおける、ゴモラの決定版。愛らしさとカッコ良さが絶妙に綯交ぜっている、凄く良いソフビです。