アートワークスコレクション「ゴジラの逆襲2」 | 怪獣玩具に魅せられて

怪獣玩具に魅せられて

ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

ハイクオリティ食玩シリーズ「アートワークスコレクション」の東宝第二弾のラインナップから、1955年公開『ゴジラの逆襲』を再現した、アンギラスのジオラマを紹介します。

持っているのはブロンズ版。リサイクルストアで見つけました。安くなってたので、2個持っています。

 

 

『ゴジラの逆襲』に登場した暴竜アンギラスを完全再現。後の『怪獣総進撃』に再登場して以降の、キュートな感じも含めたアンギラスとは違い、非常に悪辣かつ凶暴そうな顔をした、いわゆる初代アンギラスです。初代は四足と同じくらい二足歩行がデフォルトなんですよね。

 

相変わらず、食玩の大きさで細かい所までしっかり作り込んでくれている。アンギラスですごいのは、この背中ですね。

実は二台目以降よりも棘の並びが整然かつ間隔が狭い。これを再現するのは中々大変なのに、この完成度。

 

長い尻尾。『ゴジラの逆襲』は、前年の初代ゴジラが大ヒットしたことを受けて、かなり短い期間で作られた作品。

なので、ゴジラ・アンギラスの着ぐるみ共に、けっこう粗が目立つデザインではある。特にそれが窺えるのが、この尻尾。背中の棘に対して、非常に不規則かつ歪な棘並びの尻尾。この粗雑な感じが、キャラに合っていて、これはこれで良き。

 

特筆すべきは、やっぱり顔ですかね。

東洋の龍をモチーフとした輪郭。とてもカッコいいです。

アートワークスコレクションだからか、元の初代アンギラスよりもマッシブな感じを受けますね。

 

怪獣はジオラマから分離させることが可能。

 

怪獣の大きさは、大体このくらい。

ガチャポンのHGシリーズくらいの規格よりは、少し大きめかな。

決して大きくはない中で、歯並びとか本当に、呆れるほど丁寧に作られている。

 

 

アンギラスの足元には、瓦礫と化した工場。

 

工場の建物を据えてのアオリ視点。

『逆襲』も色々と見所が多い映画ですが、僕が個人的に好きなのは、両者が大阪に上陸するシーン。

ゴジラが光を嫌うので、大阪の街に消灯令が敷かれる。それなのに脱走した犯罪者たちが車の事故を起こして……という緊迫したシーン。あれは何度見ても、けっこう手に汗握ります。

 

 

粗雑なデザインが不気味な印象を与える尻尾のアップ。

 

腹部のごつごつした鱗上のデザインも秀逸。

 

どっから見てもカッコいい。これは俯瞰視点より。

 

 

お気に入りのアオリ視点。

アンギラスとゴジラが蹂躙した大阪。史上初の怪獣バトルの舞台となった大阪。

心斎橋PARCOには、『逆襲』版のゴジラの模型が置いてあります。一見の価値あり。