ウルトラマン第8話「怪獣無法地帯」に登場した地底怪獣マグラ―。ウルトラマンの怪獣の中ではマイナー怪獣だと思いますが、まさかのイマジネイションフィギュアになって造形化されて発売されました。
こりゃ凄い。ド迫力。
舞台は多々良島。探索中の科学特捜隊ムラマツキャップとハヤタ隊員の前に姿を現すも、ナパーム弾を撃ち込まれて倒される。その際の出現シーンを再現したと思われます。
このフィギュアは切り取り方が上手い。土中から出現した、その一瞬を切り取って臨場感あるジオラマに仕上げている。
ごつごつした岩場の中から姿を現した感をあらわすために、マグラの身体にも土や泥が付着している。宙を掻く前肢も雰囲気があります。
背中は、ここから棘が巨大かつ鋭く目立ってくるという辺りで、土に埋まっている。
これ、別売りでもいいから土に潜っている後半分も出して、合体できるようにしてほしかったなあ。
顔はヤバいです。
今夏公開予定の『シン・ウルトラマン』の特報に出てきた、ネロンガの顔や目つきにそっくり。
地面からロケットのように真上に突き出した姿勢のマグラ。これにより、上下と奥行きに広がりが出る。
この恐るべき地底怪獣に立ち向かうのは、勇敢な科学特捜隊員。
さすがに顔までは再現できていない。けど、赤いネクタイや手袋と靴の黒、ヘルメットなど、細かいところのデザインをしっかり色分けしてる。
スーパーガンとスパイダーショットの違いをポージングで表すなど芸も細かい。
このちゃっちい感じが逆に、1950~60年代の東宝の怪獣映画の人形感が出ていて、僕は好きですね。
空間的な広がりがあるので、いろんな視点から眺めるのが楽しい一品です。
こちらはマグラ―視点。
逆に、アオリを入れた科学特捜隊視点。
巨大感が出るので、こちらの方がお勧めですね。
地底怪獣現る。迎え撃て、科学特捜隊!!