基本的なデザインとスタイルは、2016年版と変わらず。ただ、あのソフビにはなかった紫が入って、それで一気に印象が変わってしまう。
特に、根元は赤、背びれは紫に輝く背中が、禍々しくも美しいです。
背びれから続いていく尻尾のトゲトゲも、紫に塗られているとより目立ちます。
前から見ると、ゴジラの恐ろしい口。
ムンクの『叫び』みたいな顔。
上顎部分は、黒と赤とが入り交ざっている。ゴジラの体内の核融合炉が急激に活発になっているのでしょうか。
映画の時は、闇夜にこの背びれが煌々と輝くんですよね。この上なく絶望的なシーンで、惚れ惚れしました。
尻尾にかけてのラインも非常に美しい。
背の棘部分だけでなく、側面も所々に赤が付いています。
皮を剥いだようなグロテスクな首筋は、紫に発光。
そして、全てを焼き尽くす放射能流を吐き出す口は、こんな具合です。
大きく展開した下顎も、頑張って表現していると思います。
口中の渦状の造形も気持ち悪くていいですね。リメイク版ITのペニーワイズもこんな感じでしたよね。
いや、禍々しい。ゴジラが初めて放射能流を発射するシーンは、ほんとに怖かったです。
2016年版のソフビと比べてみました。
両方ともでかいので、並べて写真を撮るにしても限度があります。
でも、かなり違いますね。2016年版が艶消しの黒で渋く抑えているのに対して、限定版は重塗装仕様ということで金属質な塗装です。
光の当たり具合で、また印象ががらりと変わるんでしょう。
あと、これは2016年版でもあったんだけど、尻尾の先端。
ちゃんと、口のようなものが付いていました。
仰望視点、うねりまくる紫の尻尾が、すごく良いアクセント。
限定版と言うことで、3300円という強気な価格設定。
それに見合う商品となっているかどうかは……まあ、人次第と言うことで。僕はけっこう満足してます。
別タイプで、メタルピンクの限定塗装版もあるんだよね。それよりは、こっちがお勧めだと思います。