2016年の『シン・ゴジラ』公開に合わせて発売された、ムービーモンスターシリーズのソフビ。定価で2000円くらいで、ムビモンの中では少し高めの値段設定。
体高は控えめながら、とにかく尻尾が長い。設定上では、シン・ゴジラの本体って尻尾なんですよね。
とにかく置き場所に困るソフビです。棚とかに入れたら、確実に後ろの板に尻尾がぶつかる。玩具屋さんでも、タグで吊るすのに苦労してそうでした。
尻尾が本体とはいえ、値段相応のボリュームですよね。このソフビ、発売当初は各所で売り切れ続出でしたが、何度も再販されており、今では1500円台まで値下がっています。買うなら今かもね。
グロテスクな表面のディテールを抜きにして、シルエットだけで見たら初代ゴジラに近いものがありますね。下半身のどっしり具合などは、VSゴジラに近いようにも感じます。太腿にあたる部分がやたらと太いのが大きな特徴かな。
うろ覚えでは絶対に絵に描けないであろう、ごてごてした表皮の皺と質感、そして歪な筋。
ソフビでも再現は中々難しいと思われる部分ですが、非常に丁寧ですよね。
その付け根は真っ赤に塗られている。
後ろから見ると、小さな前肢を胴に繋ぐ肩のあたりの盛り上がりが凄いな。
どっしりしていて、かっこいいですね。中の人が野村萬斎さんだということもあってか、非常に腰の据わった佇まいです。
このソフビ、全体的に再現度は高いと思いますが、顔も凄いです。こうやってじっくり見て初めて分かったんですが、キノコ雲のようなデザインでもあるんですよね。この辺は、初代ゴジラと共通するイメージだと思います。
身体以上に長い尻尾。
その先端は、とてつもなくキモチワルイ。
仰望視点。下半身が逞しく、上半身がすらっとしていると、見上げた時により巨大に見えるってのは、ウルトラマンのレッドキングと同じ。
映画の最後で、この尻尾が変貌しつつあったのを見て、鳥肌たちました。
尻尾からビームは正直、どうかなと思ったんですが。
首筋から腹部にかけての造形も凄いですね。破れ目のような、爛れているような、内燃機関が覗いているようなディテール。
全体が黒の中、この部分と背中、尻尾の先端だけが赤いってのも良いアクセント。
そして、前肢は可愛いんだな。
映画本編だけでなく、USJのクールジャパンでもこのゴジラぼの雄姿を見ることができました。
エヴァと殴り合うシン・ゴジラは中々シュールでしたね(笑)
モノクロにしてみた。ぽつねんと灯る眼がやばいです。