

野口整体 体癖論は こちら
野口整体 上下体癖は こちら
野口整体 左右体癖は こちら
野口整体 前後体癖は こちら
野口整体 捻れ体癖は こちら
開閉体癖は9種体癖と10種体癖の二つの
体癖があります。
体量配分計に乗ると前の方が半分以上重くなり、
しかも、前の内側なり外側なりに集注している
傾向があります。
特にしゃがむ姿勢になると、前に全部力が
かかって後ろはゼロに近くなるのが、開型の
10種、(要するにしゃがむのが苦手)
反対にしゃがんだ時に半分以上後ろ
にかかって前の外側に多少残っていると言う
バランスを取るのが9種(楽にしゃがめる)
9種。。見かけは小さいのに、服を脱ぐと筋肉が
ついて立派な身体付きをしています。
集中力があって、非常に緻密です。
「これこれ、こういう風にしなさい」と言われたら
その通りにする上下型、それが自分に都合が
良ければその通りにする前後型に
対して、9種は「なぜそうする事が良いのか?」
と考え納得しなければやりません。
良く物事を考え、強情で、なかなか言うことを
聞かない子供がいたら、9種の可能性があります。
9種の集注力は他の体癖の群を抜いていて、
隅々まで気が行き届いていて、とても厳しい
隙がない傾向があります。
1つの物事に集注すると、食事もしないで、
それに没頭します。
10年前の悔しかった出来事も、身体の中にぐっと
凝縮させていて、今現在のことのように覚えています。
9種は上下型ととても良く合います。また捻れ型とも
よく合います。
10種。。9種が集注するのに対して、10種は弛緩する
傾向があります。若いときにはとても細いのに
出産したり、年を取ると急に太ってくる特徴が
あります。非常に母性的で、自分の懐に入った
物を可愛がり庇おうとします。(9種は自分の
子だけが、可愛く正しいと思う傾向があります。)
自分の利害を考えず、抱え込んだ人の為に動作
し、抱え込んだものを大事にします。
またそういった庇うものがある事で全力を出す
ことが出来ます。
9種体癖は野口先生の体癖でもあります。
私の恩師の高野先生は1種体癖だったのですが、
大変、野口先生に気に入られていました。
生前、高野先生に、野口先生の印象をお聞きした
事があるのですが、眼球が物凄く鋭くて、すべてを
見透かされていうような感じがした、そして、
初めて話した時に気が合うなと思ったとおっしゃって
いました。
運動選手には、5種体癖を持つ人が多いですが、
マラソン選手はまた別の傾向があり、9種や
上下体癖を持つ人が多いです。
(確かにマラソン選手は身体が小ぶりな人、
又は直線的な多く、あまり、大柄の人は居ない
ですよね。)
目標に対する並外れた集中力を持つ、9種と
走っている間も色んな空想をして楽しめる上下
だからこそ、あの距離を走る事が苦痛にならない
のですね
また、料理人は、食べる事の大好きな3種体癖に
研究肌の9種体癖が混じった体癖の人が多いです。
長い期間に渡って、(飛び飛びでしたが)
体癖の説明をさせて頂きました。
最後までお付き合い頂いた方、ありがとうございました
本当はこの他に、11種12種体癖と言うものが
ありますが、ちょっと複雑な体癖で、勉強会でも
あまりお話される事が少なく、私自身もあまり
はっきりとしたイメージを持つことができないので、
こちらの方の体癖は省略させて頂きます(;^_^A
興味のある方は、
野口晴哉 「体癖」をご覧くださいね