本格的に寒さ厳しい季節になりました。
怪談話仲間から聞いたお話。
北海道の冬は積雪と低温で海も凍れる(しばれる)寒さが続きます。
昭和時代の2月上旬、今よりも断熱効果が弱い住宅は、ストーブで温めても廊下や台所は寒いの当たり前。
そんな2月「キン」と冷えた空気が立ち込めるお風呂場へ続く廊下で「お線香」の香りがした日が続いたそうです。
家族皆が「なんか線香臭いよね」と話し始めたある日、おばあちゃんがお風呂場で倒れたそうです。
幸運にも発見が早く、半身に軽く痺れが出ましたが大事に至らなかったそうです。
そしてその日を境に「お線香」の香りはしなくなったそうです。
「先に亡くなったおじいちゃんが迎えにきた?危ないと注意しにきてた?」と家族で話題になり、結論「おばあちゃんが本当に大好きだったおじいちゃんだから心配になって見に来たんだ」と家族内での結論、それを聞いたおばあちゃん「迎えに来るなら寝室に来てほしいわ…お風呂場ははずかしい」とちょっとびっくり発言が飛び出したというおまけ話しまで付いたそうです。
今なら「ヒートショック」という単語が簡単に思い浮かびますが、そこは昭和40年代そんな言葉は出ません。
お話してくれた人の祖母さんのお話で、何とも懐かしそうに語っていたのが印象深く、備忘録メモ読み返してその顔も一緒に思い出しました。
