書類仕事をする人は、やっぱり今時期気忙しい。
知人K中さんの亡くなったお父さんのお話。
18歳で役所採用、定年まで事務仕事一筋だったK中さんのお父さん。
定年退職後も領収書一枚まできっちりと管理し、毎年2月受付開始当日に税務署へ確定申告をしていたそうです。
そんなお父さん、師走の中、体調不良で入院しそのまま旅立たれました。
49日で納骨も終わり、残されたお母さんの為、K中さんは慣れぬ書類仕事(年金や通帳名義変更等々)に悪戦苦闘。
休みの前日は、実家に戻り翌週お母さんが手続きをする為の準備に追われていたそうです。
2月上旬、大体の手続きが終了し初めての遺族年金の入金も無事完了、各種支払い引き落としも順調、お父さんの葬儀・お寺への支払いその他もろもろ概ね問題無く完了し、やっと日常生活に戻れるなと思っていたK中さん。「今週は実家泊りはしなくても良いので週末はゆっくりだな」なんて思った木曜日「お父さんが難しい顔をして実家の居間に設置してあるダイニングテーブルで電卓を弾いてる夢」を見たそうです。
翌朝、なんであんな夢見たんだろうと思いながら出勤した日のお昼休み、お母さんから会社に電話が有り「確定申告がこれからだった」と言われ「ああ~それか」と…
その週末も実家に泊まり確定申告の準備をしたK中さん。しっかり分類別に仕分け終わった各種お知らせハガキと領収書を見て、気になって夢枕にたったかな?と思ったそうです。
当時、手続きや書類関係の軽い相談を受けていたので、その後改めてお会いした際に地元銘菓と一緒にお聞きしました。
最近確定申告関係のニュースを見かけ思い出した2月の風物詩的なお話。