ちょっとした怪異談 引っ越し | とある怪異の回顧録

とある怪異の回顧録

友人・知人から聞いた怖い話や不思議な話を紹介しています。基本実話(噂話もありますが)故にオチが無い話が多いと思いますが、ゾワッとしたり不思議だな~って思ったり、見落としがちな日常の怪異や恐怖体験をお楽しみいただければと思います

 4月から新しい街で新生活という方もいらっしゃいますよね

 

 

 5年~6年に一度転勤で道央~道北地域で転居を繰り返すDさんから聞いたお話…

 2011年の春、旭川近郊の事業所へ転勤になったDさん。通勤時間は多少長いが家賃等の条件で選べるという理由から旭川市内のとあるアパートへ引っ越しをしました。

 Dさん曰く「内見した感じ可もなく不可もなくでここでいいや」と思えるお部屋だったそう。3月末単身赴任の上引っ越し慣れしているDさん、特段トラブルも無くそのお部屋へ引っ越しを完了します。勤務先も2度目の勤務という事で、特に緊張も無く引っ越しの片付を進めながら4月1日を迎えます。

 順調に思っていたDさんですが、どうにもお隣の生活音だけは気になったそうです。今なら通報ですよね…というDVですよねみたいな怒鳴り声…

 4月中旬に奥さんが遊びがてら旭川にとDさんの部屋に来ますが、奥さんもその声を耳にして「なんだか怖い人が住んでいるね」と言う位。

 Dさんも通報した方が良いのか?と悩んだそうですが、下手に関わり巻き込まれるのも嫌だなという気持ちが強く、関わらない事にしたそう。

 3ヶ月ほど経過したある日、隣の騒音が聞こえなくなったと気が付いたDさん。引っ越ししたのかな?これで平和に過ごせるなと安心しましたが、そこはやっぱり人間です。隣の人ってどんな人だったんだろうって逆に気になり始め、興味本位が勝り同じアパートの住人に引っ越しした隣人の事を聞いてしまいました。

 普段関わりが薄い為、詳しい事は聞けなかったそうですが「Dさんのお隣さん?以前から空き部屋ですよね」と…

Dさん曰く「ベタだよな~自分にこんな事起こるなんて思ってなかったから驚いた。でもそこで喰いついてご近所さんに根掘り葉掘り聞けるほどの付き合いも無かったから詳細なんて聞けないし、気味悪いと思ってしまったからすぐ引っ越したさ」と…

 「Dさんそのアパート詳しく住所教えてください」とお願いしましたが「お前に教えたら絶対行きそうだし、他の住民に迷惑かけそうだから駄目だわ」と半眼で釘刺されてしまい、詳しい住所は分かりませんが北永山地域との事。

 釣り仲間のDさんとは、年に1~2度転勤した先の地域でポイントガイドをして頂くお付き合いが長い方ですが、当時「こんな経験しちゃったさ」と話し振られる位ですから、余程だったんだろうと思います(笑)