大晦日の思い出 | とある怪異の回顧録

とある怪異の回顧録

友人・知人から聞いた怖い話や不思議な話を紹介しています。基本実話(噂話もありますが)故にオチが無い話が多いと思いますが、ゾワッとしたり不思議だな~って思ったり、見落としがちな日常の怪異や恐怖体験をお楽しみいただければと思います

これは怖い話というより祭事にまつわるお話です。

 


 

 祖父から父へそして父から私へ神棚の手入れは子供の頃からしっかりと教えられました。

 祖父曰く「神棚を粗末に扱うと罰(バチ)が当たる」です。

 神も仏も怪奇現象も信じる私の根っこの部分は、恐らく祖父のこの言葉だと思います。

 そして祖父曰く「神棚のお世話は家長の仕事」今風に言えば世帯主が神棚の世話をしろと…

 まあお世話と言っても毎日掃除とかしませんし、お神酒お供えは年に一度。

 祖父は退職後「日課として神棚のお世話」をしていた様子ですが私には無理(笑)

 我が家にも仏壇はありませんが、神棚はありますので神棚のお世話は私も引き継いでいます。

 家系で「神棚を世話しなかったから罰が当たった」と言われる話も一切ありませんが、父方の家系は皆祖父が教えた方法で神棚のお世話をしています。

 週1回の乾拭き、月一回の掃除とお水お供え、年末年始の大掃除(すす払い)と飾りつけ等々極々普通の手順ですが、祖父から続くお世話なので私もおこないます。

 因みにお仏壇のお世話手順については祖母の教えが中心となります。恐らくお仏壇はお供え物の関係で食べ物が多いからかと予想しています。また仏壇は現在父管理となっておりますから、我が家がお世話をするのはまだ先だと思います。

 普段意識しませんが、年末年始になると神棚やお仏壇の掃除を始め家の中の掃除をする祖父や父、台所でおせち料理を作る祖母と母の姿は遠い日の記憶ですが懐かしく思い出されます。

 今年も例年通りなんの変りも無く掃除が終了し一息ついております。

 

 取り留めないお話でした。それではよいお年を…