前回、介護保険と保険適用外のサポートを切れ目なくつなぐ
ハースの取り組みを紹介しましたが、今回は「地域に活きる」人を見守り続ける取り組みを紹介する後編です。
●まずは介護の実力があってこそ!
前回は
介護保険適用外の
フリーサポート ハースについて主に紹介しましたが、こうした介護保険事業に比べれば割高に感じられるサービスが受け入れられやすいのも、元となる
介護保険事業が地域の高齢者とご家族に支持されていればこそ。
なかでも人気なのがデイサービス部門で、DMPTなどの
オリジナル訓練プログラムが好評です。と言ってもリハトレによくあるような体力や機能維持のための運動だけをするのではありません。脳の機能訓練や学習療法にも力を入れていて、何歳になっても「新しい知識を得ること」で、自分で自分自身の健康を高める意欲を大切にしています。もちろん脳への新しい刺激は、現在の在宅介護で最大の問題となってきた「
認知症」の予防や緩和にも役立ちます。またデトックス効果が期待できそうな旬のヘルシードリンクがいただけ、デパ地下に集まる若い女性だけでなく、施設を利用する高齢の男女にも好評だそうです。
デイサービスや訪問介護、居宅介護支援事業に加え、住宅改修リフォームの提案も自社グループで行っています。建築と介護、それぞれの資格を持つ専門家が、依頼者の相談に併せて住み良い環境を提案しています。
さらに毎月第一水曜日に
認知症カフェ「ハース」もスタートしました。参加費200円で自宅でもできる認知症対策や脳トレなど、認知症の方や家族向けに役立つ情報を伝えています。コーヒーやハーブティなどの体に優しいドリンクでリラックスしながら、専門家への相談や同じ悩みを持つ人同士の交流が、予防や改善の力になるそうです。施設の利用者以外の地域の方も気軽に利用できますよ。
●赤ちゃんから後期高齢者までカバー「富山型デイサービス」という言葉を聞いたことありますか? 現在の小規模多機能型居宅介護や宅幼老所のモデルの一つで、1993年に富山に誕生した福祉サービスです。高齢者も障がい者も乳幼児もご家族も、近所の方が誰でも利用できるサービス事業所で、支え合いで生まれる相乗効果や、近隣の一体感に注目が集まりました。
ハースでは現在、
介護事業に加え
障がい児向けの放課後デイサービスを運営、拡充しています。高齢者と障がい児の日常的な触れ合いこそないですが、生まれ育ち、やがて老い、最後を迎えるライフサイクルを
地域で支え合うためにも、あるいは介護と育児のWケアなどで悩む方のオアシスとしても重要な存在になっています。
介護保険事業で培った心を介護保険の範囲を超えて地域に還元し、逆に
地域福祉で見つけた視点から高齢者介護を見直す、そんなサイクルから
少子”超”高齢化時代の新しいサポートの有り方が生まれて来そうです。