私の心の変化 | 一人っ子がする介護ってこんなもん?

一人っ子がする介護ってこんなもん?

親の介護が始まって約10年・・・要介護3だった母が心不全で急逝してからは、独居老人の父のもとに1時間かけて通い介護を6年、母の七回忌直後に父は脳出血!施設介護を経て2017年8月12日父は急逝。悲しい・・・なのに義父母介護・・・

昨日の雨から一転、

きょうは気持ちの良い空になりました。

新型コロナの感染者は

どんどん増えています。

昨夕のテレビでみていたら

変異株ウィルス、50代や60代も重症化するとかで

すごくこわいです。

できることならば、ずっとずっとこもっていたいくらいです。

 

けれどもそんなことは無理。

わたしにはやらねばならないことが

いっぱいあります。

 

 

この半年くらいの間に

少しずつ私の心が変化しています。

それは両親の住んでいたマンションに関してのことです。

 

2009年12月に母が他界して父が独居になり

そこからずっと父の介護で実家に通うようになりました。

そんな実家も2015年11月末父が脳出血に倒れてから

住む人がいなくなり、

2017年8月の父の他界とともに私はその家を相続しました。

 

それからもうじき4年。

どれだけそこに行って泣いたことでしょうか。

 

両親のマンションは私が両親との思い出にひたり

泣く場所。

どこを見てもなにかに触れても

とにかく悲しくて、

父が脳出血に倒れる前日のくずかごもそのまま。

カレンダーもそのまま。

ずっとずっと2015年11月のまま

その空間を保存しておきたかったのです。

 

でも自分も還暦をむかえ

コロナ禍のなかで自分もいつまで生きていられるか

わからないのだ、

ということをかんがえるようになり、

このままではいけないと

思い始めています。

 

ではどうしよう。

 

実は、両親の残してくれたマンションに行くのもつらく、

どちらかというと避けたいことでもありましたが、

前に進むためにも

あえてマンションに行く回数をふやし

気が済むまで徹底的に

思い出に向き合おうと思うようになったんです。

 

両親のマンションのすべてが遺品です。

でもいつまでもこのままでおいておくのも

気持ちが苦しくなってきた、

というのが本音です。

 

遺品から目をそらさず、

しっかりと向き合って

処分すべきものはしていく、

そんな気持ちがようやく出てきました。

 

でもわたし、

できるかな・・・・