心のざわつき | 一人っ子がする介護ってこんなもん?

一人っ子がする介護ってこんなもん?

親の介護が始まって約10年・・・要介護3だった母が心不全で急逝してからは、独居老人の父のもとに1時間かけて通い介護を6年、母の七回忌直後に父は脳出血!施設介護を経て2017年8月12日父は急逝。悲しい・・・なのに義父母介護・・・

はい、きょうも朝から気温が上がっています。

カンカン照りです。晴れ

1週間前の雨続きが嘘のようになっています。

 

私の今日の予定は介護職パート。

きっと今日も入浴介助の仕事だと思います。

 

8月に入り、

私の心はざわつくことが多くなっています。

それはやっぱり父の祥月命日が近づいているから。

 

3年前の今頃は

誤嚥性肺炎と腰椎の圧迫骨折が重なって、

父は千駄木の大学病院に入院していました。

 

早めに入院させたから大丈夫と思いこんでいた私は

父の命のろうそくが消えかかっていることに、

まったく気づきませんでした。

 

ただただ、入院する前から浮腫んでいた左腕のむくみが

どんどん広がっていくことに不安を感じていました。

こんなことは未だかつてなかったこと。

心臓の機能が落ちているのではないか。

腎臓の機能が落ちているのではないか。

 

実際尿道カテーテルの尿袋の尿量は減っていて、

あまりの少なさに

「きっとこれは今袋を変えたばかりに違いない」

と思い込もうとしたこともあったんです。

でも父も

「Kちゃん、尿が、尿が、出ないんだよ・・・」

と訴えていて、私もとても不安になったのです。

 

父を亡くしてあとから考えてみて、

また介護の研修で死に至る過程を勉強して、

よくわかりました。

あれはもう死にかかっていたのだと・・・

尿が出なくなるのは、死期が迫っている兆候だったのです。

 

 

けれども病院の医療者は、だれもそんなことを

教えてくれませんでした。

数え切れないほどの患者を看取っている医療者たちは、

絶対わかっていたはず。

父の命がもうながくないことを。

 

それだったら

そのことを教えてほしかった。

父の命が消えるときに

私、そばにいたかった・・・

そのように準備できたかもしれないのに、

そうできなかった。

 

3年が過ぎようとしているけど、

まだまだ悔やみます。

 

相変わらず両親は私の夢には出てきません。

出てくると、私がくるしむのがわかっているからかもしれません。

 

こういった死別悲嘆について、

私はボランティア団体に通って癒やしてきましたが、

コロナの影響でそういった会も休止中。

苦しいです。