ムカクツ店長から、褒めまくる店長へ | 介護コンサル 船井総研 管野のブログ「モチベーション最強理論」

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こんにちは!船井総合研究所の介護サービスコンサルティングチーム、管野です。

今日は私の、にがーい(笑)昔の話しをしたいと思います。

毎日、こんな風に「モチベーション理論!」というブログを記載している私ではありますが、実は私はモチベーションを上げるというのが大の苦手でした。

前職で新卒2年目に小売業の店長職になった私は、当時自分より年上のパートさんたちがたくさんいる店舗を任されました。

10名規模くらいの店舗で、私より年下は1人だけでした。

一番扱いが難しかったのはいわゆる 「おばちゃんスタッフ」。

社会経験もあり、人生経験も豊富で何をやっても太刀打ちできない領域があることを感じました。

さらに、若いアルバイトも私より力があるのでは?と思うようなパワーのあるスタッフもおり・・・
新任店長としてはとても不安でした。

そういうメンバーを抱える中で私が一番最初にやった店長の職務としては、威勢を張るということでした。

つまり、部下になめられないようにしようとしたわけです。

そういう方向で最初の店舗を運営していったものだから、当然スタッフを褒める、認めるなどはせず、叱る、認めない、融通が利かない・・・の連続です。

いわゆる 「ムカツク店長」 だったと思うのですが、それでも熱意をもって仕事をしていたのが唯一の救いで、業績だけは確保していたような感じです。


しかし、あるとき同じ店舗の社員に言われました。

「みんな店長は怖いから、直接話しをしたくないって言っています。だから、私のところにみんな意見を言いに来ています。」

ショックな一言でしたね。。。

その時、あぁ、コレじゃダメだな・・・と感じ、色々模索をはじめました。

それこそ、船井総研の研修に出たり、マネジメントの勉強、コミュニケーションの勉強をたくさんしました。


そうこうしている間にもう少し大きい店へ異動。

研修などを通して身に着けた私の新しい店長としてのスタイルが、「褒めまくる店長」 でした。

当時の私の口癖は「すばらしい!」です(笑)

どうやら私は褒めることが得意だったようです。

虚勢を張らず等身大で仕事をしました。

苦手だったおばちゃんスタッフともコミュニケーションが上手に取れるようになりました。

それにより、ずーっと赤字だったその店は、2年後、利益率一番の店舗に変わりました。


振り返ってみると、
変わった事は「褒めるようになったこと」ではなくて、「コミュニケーションの頻度」だと思います。

そのための手段が「褒める」という行為だった気がします。


今、施設がまとまらず苦労をしている方もいるでしょう。

そんな方は自分なりの「一番コミュニケーションを取れる方法」を見つけ出すことが、職員モチベーションアップの一番の近道かも知れませんね。

それではまた~('-^*)/

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