【事例】 褒めるのが苦手なあなたに実行してほしいこと | 介護コンサル 船井総研 管野のブログ「モチベーション最強理論」

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こんにちは!船井総合研究所の介護サービスコンサルティングチーム、管野です。

褒めることが苦手な人も実践しやすい事例のご紹介です。

今日は陰ボメ(かげぼめ)について。

あまり使わない言葉だと思いますが、これは 「陰口」 の反対の言葉です。


陰口は本人が居ないところで人の悪口を言う事。

それに対して陰褒めは本人が居ないところであえて人をほめる事です。


これ、すごーーーーく!効果があります!

陰口よりも早いスピードで、確かな力を持って本人に伝わっていきます。

もちろん 「陰」 で行うことなので、必ず本人まで伝わるというものではないですが私の経験で20名くらいの規模の店舗ですと8割は本人の耳まで入っていた感触があります。


「陰褒め」のすばらしいところは、 「ただ褒める・・・」 より、強い力を持っている点です。

実は陰口も同様に強い力を持っています。

陰口の方が例としてはわかりやすいので、下記に一例を記載します。


例えば直接本人に

「私、あなたのきつい性格がいやなんだよね!」

っていわれた場合。

まぁ、確かにショックを受けますが、断定的なのである意味ですっきりもしますね。


ところが、陰で 「○○さんが、あなたのきつい性格が、どうもいやらしいよ・・・」

と、うわさで聞いたほうが、言葉以上に色々と考えてしまって、必要以上にショックを受けたりします。


要するに、好きや嫌い、良い、悪いの 「度合い」 があいまいに伝わってしまうから必要以上に良い方向に受け取ったり、悪い方向に受け取ったりするのです。


この法則を利用して行うのが、「影ぼめ」です。

なんでもないことを褒めるとき、これを活用すると、事実以上にモチベーションが挙がる効果があります。

ちょっとしたことなのに、第三者から本人に伝わると

「そんな風に、私のこと褒めててくれたんだ~」

となり、モチベーションがあがります。

そんなにすごく褒めていたことでもない事でも、褒めた度合いがあいまいに伝わるから、必要以上に良い方向に捕らえてしまうのです。


問題は、陰褒めが本人までちゃんと伝わるのか?という部分ですが、これにもポイントはあります。

本人に近い人に対して、陰褒めをしてあげてください。

例えば、同じ担当をしている人、シフト時間が同じ人、普段から仲が良い人。

逆に時間が合わなかったり、仲が悪い人に伝えると本人まで伝わらない可能性が高いです。

そうなってしまうと意味がないので、陰褒めを実行する時はターゲットをしっかりと捕らえましょう。

また、本人が居ない複数名集まっている場で陰ボメを行うことも効果的です。

必ず、誰かが本人に伝えます。

「あなたのこと、●●さんが褒めてたよ!」と。

そして、違う人も同じことを言うかも知れません。

そうなると、本人は複数名から褒められた事実を聞くことになるため、よりモチベーションがあがるはずです。


こうやって書くとなんだか戦略的で面倒な印象を持つ方もいるかもしれませんが、これは本当に効果的なモチベーションアップ方法です。

そして、やっていくうちに無意識レベルで実行ができるようになっていきます。

陰褒め上手は、絶妙な人間関係を構築してきます。

陰口がまんえいした組織より、陰褒めがまんえいした組織の方が絶対に気持ちの良い職場ですよね。

最初は意図的に!となるでしょうが、効果的ですのでぜひお試し下さい。

それでは本日はここまで~('-^*)/

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