名古屋 松坂屋美術館
『キスリング展』(2007年)



大好きな「エコール・ド・パリ」関連の展覧会……これまでにも幾度となく見て、キスリングの人物画には「無表情」「神秘的」なイメージを抱いていたワタシですが、、、

いやいや、やっぱ個人展を観てみないとわからんもんです。
こんなにも情感豊かな、
それでいて哀愁に満ちた作品を描いていた人だったなんて~!キラキラ


モイズ・キスリング
《女優アルレッティの裸像》
キャンバスに油彩 1933年 98×195
プティ・パレ美術館

《女優アルレッティの裸像》は、
98cm×195cmの画面の隅々にまで注目してしまいたくなる絵というか、、、
モデルの悩ましげな表情や、ゆったりとした肢体だけでなく、背後の壁と長椅子に掛けられている布の色柄やシワ、長椅子の脚、タイルの目地にも見入ってしまいました目

ううむ、こういう絵画的な裸婦像はワタシ好みピンクハート
リアルで生々しい裸婦像をご希望のかたには、
ごめんなさ~~い。


そのほかのおもな作品です音符
(展示総数約60点)


モイズ・キスリング
《褐色の髪の少女の頭部、木の葉の背景》
キャンバスに油彩 1932年 33×24
プティ・パレ美術館


モイズ・キスリング
《果物のある静物》
キャンバスに油彩 1914年 65×81
プティ・パレ美術館


モイズ・キスリング
《青い花瓶のある静物》
キャンバスに油彩 1914年 73×92
プティ・パレ美術館


モイズ・キスリング
《オランダ娘》
キャンバスに油彩 1922年 100×73
大阪新美術館建設準備室


モイズ・キスリング
《赤いセーターと青いスカーフを纏ったモンパルナスのキキ》
キャンバスに油彩 1925年 92×65
プティ・パレ美術館


モイズ・キスリング
《イヴ》
キャンバスに油彩 1930年 60×50
プティ・パレ美術館


モイズ・キスリング
《花束》
キャンバスに油彩 1931年 113×89
プティ・パレ美術館


モイズ・キスリング
《ブロンドの少年》
キャンバスに油彩 1937年 100×73
プティ・パレ美術館


モイズ・キスリング
《赤い長椅子の裸婦》
キャンバスに油彩 1937年 96×146
パリ市立近代美術館


モイズ・キスリング
《アトリエの画家とモデル》
キャンバスに油彩 1938年 33×41
プティ・パレ美術館


モイズ・キスリング
《ミモザの花束》
キャンバスに油彩 1946年 73.5×60
パリ市立近代美術館


モイズ・キスリング
《果物のある静物》
キャンバスに油彩 1953年 65×100
ポンピドゥー・センター パリ国立近代美術館


『キスリング展』
◆2007年11月23日(金・祝)-12月24日(月・振休)
 松坂屋美術館(名古屋)
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(名古屋が最終会場です)


松坂屋美術館 →
(名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店 南館7階)

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【モイズ・キスリング作品集】


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