愛知県美術館
『ライオネル・ファイニンガー展 光のクリスタル』(2008年)

風景写真 カメラ1


愛知県美術館で12月まで開かれていた
『ライオネル・ファイニンガー展』。
遅まきながら、ご紹介しまーすキラキラ


ライオネル・ファイニンガー
《赤い服のヴァイオリン弾き》
紙にインク、水彩 1915年 32×23.4
個人蔵
風景写真 レンズ1


ライオネル・ファイニンガーって何者??
ドイツ系のアメリカ人画家で、19歳で諷刺画を、35歳で石版画とエッチングを、36歳で油彩画を描き始めたひと(1871-1956)らしい……

にしても、すごいのは、
新聞の連載漫画、素描、版画、水彩、油彩、彫刻、そして木製のおもちゃにいたるまで、いろんな分野をこなしていること。
タッチも実にさまざまで、
これホントに全部、同一人物の作品!?と、
ちょっとびっくり目


ライオネル・ファイニンガー
《孤独な男》
紙にインク、水彩 1921年 23.6×31
個人蔵
風景写真 レンズ2


ライオネル・ファイニンガー
《この世界の果てにある都市》
紙にインク、グワッシュ
1910年 23.5×29.5
個人蔵
風景写真 レンズ3


ライオネル・ファイニンガー
《橋 Ⅳ(ヴァイマールの橋)》
キャンバスに油彩 1918年 63×90
キルヒナー美術館
風景写真 レンズ4


ライオネル・ファイニンガー
《木製玩具》
[人物13人、家10軒、教会1堂]
1910-50年
ハンブルク工芸美術館
風景写真 レンズ5


で、ここから先は、特にワタシのお気に入り~キラキラ

ファイニンガー独自の、光の表現による油彩画。
彼自ら「プリズム・イスム」と名付けた
キュビスム風の作品です。
まさにプリズムを通して見た絵?
美しいですね、そして音楽的ですねピンクハート

描かれているのはドイツの教会、
バルト海沿岸の風景、北欧神話の魔物……


ライオネル・ファイニンガー
《夜の聖マリア教会、ハレ》(「ハレ」の連作より)
キャンバスに油彩 1931年 100.5×80
フォン・デア・ハイト美術館
風景写真 レンズ6


ライオネル・ファイニンガー
《ゲルメローダ XIII》
キャンバスに油彩 1936年 100.3×80.3
メトロポリタン美術館
風景写真 レンズ7


ライオネル・ファイニンガー
《海にかかる雲 Ⅱ》
キャンバスに油彩 1923年 36×60
個人蔵
風景写真 レンズ9


ライオネル・ファイニンガー
《砂丘と防波堤》
キャンバスに油彩 1939年 53.4×95
個人蔵
風景写真 レンズ8


ライオネル・ファイニンガー
《砂丘》
キャンバスに油彩 1949年 45.7×76.2
個人蔵
風景写真 レンズ10


ライオネル・ファイニンガー
《魔狼フェンリル》
キャンバスに油彩 1954年 50.8×76.2
個人蔵
風景写真 レンズ2


こんなに多彩な才能を一度に目にした展覧会は、
初めてかも?
う~~む……
芸術の世界はホント、奥が深いっすグッ
(展示数131点+木製玩具7セット)


『ライオネル・ファイニンガー展 光のクリスタル』
◆2008年10月17日(金)-12月23日(火・祝)
 愛知県美術館
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愛知県美術館 →
(名古屋市東区東桜1-13-2)

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