「ワタシのイチ押し」が掲載300回を迎えました。


美術館「えき」KYOTOの『知られざるミュシャ展―故国モラヴィアと栄光のパリ』に行きました。

ミュシャの作品は、リトグラフ、凸版印刷、凹版印刷など、版画や印刷が多く、
肉筆の作品を見ることが少ないですね。
今回は、鉛筆デッサンなど人物を勉強している私にとって、勉強になりました。


雑誌の挿絵です。表情が柔和で、よく女性をとらえていますね。

風景写真 レンズ1
アルフォンス・ミュシャ
「読書する女、ベルト・ド・ラランドの肖像」
『ル・モンド・モデルヌ』誌
1897年 木版画/挿絵 25×18cm
チマル・コレクション


植物図鑑の挿絵です。細かい所まで、観察しています。
花を描くときは、丁寧に観察するように言われます。
キク科の植物のようです。花弁もとてもよく、観察されてます。

風景写真 レンズ2
『植物百科事典』
モーリス・ピラール・ヴェルヌイユ著
1904年 リトグラフ/挿絵 39×30cm
チマル・コレクション


ミュシャの鉛筆による素描です。ジャンヌ・ダルクのりりしさが、描かれていますね。
ジャンヌ・ダルクは、火あぶりにされている素描もありました。

風景写真 レンズ3
アルフォンス・ミュシャ
「オルレアンの乙女」
1889年~1890年 鉛筆/素描 53×28cm
チマル・コレクション


『知られざるミュシャ展』の、ポスターです。
女性の表情がとても、ステキに描かれています。
ミュシャの描く女性は、とても表情がいいですね。

風景写真 カメラ1
アルフォンス・ミュシャ
「スラヴィア銀行」
1907年 リトグラフ/ポスター
55×36cmのうちの部分
チマル・コレクション


「ヒヤシンス姫」は、ミュシャの中で、お気に入りの作品です。
今回は、絵が小さいので驚きました。
ミュシャは、本の挿絵やポスターなど、リトグラフで見ることが多いですね。
「ヒヤシンス姫」の原画が残っていたら、見てみたいと思いますが、水彩画は褪色しやすいので、美しい色が残っているか疑問です。

風景写真 レンズ4
アルフォンス・ミュシャ
「ヒヤシンス姫」
1911年 リトグラフ/冊子挿絵 31×23cm
チマル・コレクション


やはり、ミュシャはステキです(=⌒▽⌒=)


『知られざるミュシャ展―故国モラヴィアと栄光のパリ』
◆2013年3月1日(金)-31日(日)
 美術館「えき」KYOTO
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(京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)

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