名古屋市美術館
『20世紀のはじまり「ピカソとクレーの生きた時代」展』(2008年)



ドイツのデュッセルドルフにある
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館
現在、改修工事で休館中とのことで、
そのコレクションが名古屋に来ました。


まず、はじめに……
この展覧会、ピカソとクレーの作品だけを展示してるんじゃないですよ~タラー
マティス、シャガール、ミロ、ブラック、マグリット、エルンスト、スーティン、カンディンスキー…などなど23作家。
豪華な顔ぶれが揃っておりますキラキラ
(展示総数65点)

が、が、、、
シュルレアリスムのコーナーに
大好きなダリの作品がナイえーん
がっかり…タラー
そんなワタシを慰めて(?)くれたのが、こちらの絵。


リヒャルト・エルツェ
《日々の苦悩》
キャンバスに油彩 1934年 130×98
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館

よいですね~。
この緻密さ、このシュールさ、この不穏な空気ピンクハート
「リヒャルト・エルツェ」という名前を
しっかり憶えましたとさグッ

隠れんぼしている動物、植物、そしてヒトを
みなさんも探してみてね。

【リヒャルト・エルツェ作品集】



そして、メインのピカソとクレーキラキラ
パブロ・ピカソの部屋から……


パブロ・ピカソ
《フェルナンドの肖像》
キャンバスに油彩 1909年 61.8×42.8
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館


パブロ・ピカソ
《瓶とグラスのある静物》
キャンバスに油彩、コラージュ、炭
1913年 62×48
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館


パブロ・ピカソ
《ひじかけ椅子に座る女》
キャンバスに油彩 1941年 80.7×65
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館


パウル・クレーの部屋から……


パウル・クレー
《人相の結晶化》
台紙に貼ったラミー織りの布に油彩
水彩と羽根ペンで枠取り
1924年 41.9×51
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館


パウル・クレー
《ムッシュー・ペルレンシュヴァイン》
台紙に貼った紙に水彩、部分的に吹き付け
1925年 51.5×35.5
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館


パウル・クレー
《黒い領主》
板に貼ったキャンバスに油彩、テンペラ
1927年 33×29
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館


And、そのほかの展示作品~キラキラ


フランツ・マルク
《3匹の猫》
キャンバスに油彩 1913年 72×102
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館


マルク・シャガール
《祝祭日》
キャンバスで裏打ちした厚紙に油彩
1914年 100×81
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館


ジョージ・グロス
《無題(構成)》
キャンバスに油彩 1920年 81×61
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館


ジョルジョ・モランディ
《静物(青い花瓶)》
キャンバスに油彩 1920年 49.5×52
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館


マックス・エルンスト
《揺らぐ女》
キャンバスに油彩 1923年 130.5×97.5
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館


ルネ・マグリット
《庶民的なパノラマ》
キャンバスに油彩 1926年 120×80
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館


表現主義、キュビスム、シュルレアリスム……
20世紀前半の近代美術を、まとめて堪能できますよ~グッ


『20世紀のはじまり「ピカソとクレーの生きた時代」展』
◆2008年10月18日(土)-12月14日(日)
 名古屋市美術館
・Twitter →
Bunkamura ザ・ミュージアム(東京)、兵庫県立美術館に回ります)


名古屋市美術館 →
(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)

ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館 →

「ワタシのイチ押し」 関連記事
・『20世紀のはじまり「ピカソとクレーの生きた時代」展』①(2008年)
・『20世紀のはじまり「ピカソとクレーの生きた時代」展』③(2009年)

・テーマ「20世紀~ 前衛芸術」の記事一覧 →