名古屋ボストン美術館
『恋する静物―静物画の世界』(2011-12年)



クマ太郎ですくま

名古屋ボストン美術館の『恋する静物―静物画の世界』に行っちゃいました音譜
静物画ということで、どんなんかなー??? とあまり期待せずに行ったのですが、良いものも混じってまして、ふむふむ…という(笑)、いつもの名古屋ボストン美術館。


アンリ・ファンタン=ラトゥール(フランス)
《花瓶のバラ》
キャンバスに油彩 1872年 35.6×28
ボストン美術館


やはり、ファンタン=ラトゥールですね。
静物に魂を吹き込むというのは、この方の真骨頂なのでは。
他にもいいものがあったのですが、この1点をお薦めします。
ファンタン=ラトゥールだけ観ても損はないと思いました。


モーリス・ルイス(アメリカ)
《無題(死んだ鳥)》
キャンバスに油彩 1941年 17.8×30.5
ボストン美術館


珍しいところでは、具象に縁のなさそうなモーリス・ルイス。
《無題》ですが、「死んだ鳥」という副題が付けられています。
これは珍しいと見入ってしまいました。
落書きみたいですが(笑)、何故か引き込まれるのは…???


アントニオ・ロペス・ガルシア(スペイン)
《洗面台と鏡》
木に油彩 1967年 97.8×83.8
ボストン美術館


最後は、アントニオ・ロペス・ガルシア。
洗面台なのですが、画面を二つに区切って、視点を変えての描画。
アイディアもさることながら、描写力と構成力に驚きを覚えました。
ここまでいくと静物画なのか現代アートなのか、もはや鑑賞者に委ねるしかなさそうです。


今年の美術館巡りも、これで一段落。
来年はどんなんかなー???

皆さんも良いお年をお迎え下さいくま


『恋する静物―静物画の世界』
◆2011年9月17日(土)-2012年2月19日(日)
 名古屋ボストン美術館
(2018年10月8日にて閉館しました)


ボストン美術館 →

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