名古屋ボストン美術館
『恋する静物―静物画の世界』(2011-12年)
久々の静物画の展覧会です~![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)
名古屋ボストン美術館へ行くのもホント久しぶり。
時は16世紀後半、「静物画」というジャンルが確立される、その過程に該当する作品から始まって、
ヴァニタス(むなしさ・はかなさ)の寓意画や だまし絵、アメリカの静物画、印象派の画家たちの静物画、現代の静物画。
プラス、陶磁器や工芸品…と、幅広ーい内容になってます。
(展示総数69点)
今回のイチ押しは、こちら![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
アントワーヌ・ヴォロン(フランス)
《居間》
キャンバスに油彩 1870年頃 40×26.6
ボストン美術館
静物画というより、物語の一場面を切り取ったような感じの絵ですね。
今にもストーリーが動き出しそう、というか……
この場面の続きが気になる~~!
【アントワーヌ・ヴォロン作品集】
そのほかの展示作品~![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
アンリ・ファンタン=ラトゥール(フランス)
《桃を盛った皿》
キャンバスに油彩 1862年 18.1×32
ボストン美術館
ファンタン=ラトゥールと言えば「花」の絵ですが、
あえて「桃」を選んでみました。
お次は、
印象派、ポスト印象派の画家たちの静物画~![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
エドゥアール・マネ(フランス)
《果物籠》
キャンバスに油彩 1864年頃 37.8×44.4
ボストン美術館
ピエール=オーギュスト・ルノワール(フランス)
《陶製ポットに生けられた花》
キャンバスに裏打ちされた厚紙に油彩
1869年頃 64.8×54.3
ボストン美術館
ルノワールの静物画って、あまりなじみがないけれど、
花の種類によって花びらを描くタッチを変えているあたりは、さすが!![目](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
ポール・セザンヌ(フランス)
《卓上の果物と水差し》
キャンバスに油彩
1890-94年頃 32.4×40.6
ボストン美術館
こちら↓はセザンヌ同様、
リンゴの絵を得意とする作家の作品![りんご](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/231.png)
リーヴァイ・ウェルズ・プレンティス(アメリカ)
《ブリキ製バケツの中のリンゴ》
キャンバスに油彩 1892年 41.3×33.7
ボストン美術館
いかにもアメリカ的ですな![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
そして、20世紀以降の静物画~![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
エドゥアール・ヴュイヤール(フランス)
《ガラスの花瓶のバラ》
キャンバスに油彩 1919年頃 37.2×47
ボストン美術館
アンリ・マティス(フランス)
《花瓶の花》
キャンバスに油彩 1924年 60.6×73.7
ボストン美術館
スタントン・マクドナルド=ライト(アメリカ)
《カラーリリーと果物のある静物》
キャンバスに油彩 1923年 55.9×45.7
ボストン美術館
陶磁器&工芸品もどうぞ![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
ニーデルヴィレー製陶所(フランス)
カップ&ソーサー
錫釉陶器 1770-89年
ソーサー : 高さ3.5 直径16.5
カップ : 高さ9.2 幅10.2(把手含まず)
蓋 : 高さ5.1 直径10.8
ボストン美術館
だまし絵風なのが面白いですね![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
ティファニー・アンド・カンパニー(アメリカ)
ピッチャー
銀
1888年 高さ30.8 幅21.6 直径14.5
ボストン美術館
ルプッセ(裏から叩いて模様を表に打ち出す技法)で表現された草花が素晴らしい!![目](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
ティファニー、もう1点あります。
ティファニー・スタジオ(アメリカ)
扇形の花瓶
ルイス・カムフォート・ティファニーによるデザイン
玉虫色の吹きガラス
1910年頃 高さ19.1 幅20.3 直径11.4
ボストン美術館
ポール・スタンカード(アメリカ)
《精霊のいる忘れな草 ボタニカルF46》
バーナーワーク、鋳造ガラス
1990年 高さ11.4 幅7.6 奥行7.6
ボストン美術館
クリスタル・ガラスの中にガラスの植物を封じ込めたスタンカードの作品は、スピリチュアルな不思議にあふれてます。
(根っこの部分に白い精霊がいますよ
)
静物画のモチーフは身近なものが多く、
気楽に観られるのがイイですね![グッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/114.png)
大作とまではいかなくても、なかなかの傑作ぞろい![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
ぜひ実物をご覧ください。
あっ、それと忘れちゃいけない、
サム・テイラー=ウッド(イギリス)の動画《静物》(2001年)。
お皿の上の果物が時間とともに朽ちてゆくさまは、
まさにヴァニタスじゃあ~![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
諸行無常じゃあ~![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
【静物】
『恋する静物―静物画の世界』
◆2011年9月17日(土)-2012年2月19日(日)
名古屋ボストン美術館
(2018年10月8日にて閉館しました)
★ ボストン美術館 →
「ワタシのイチ押し」 関連記事
・『恋する静物―静物画の世界』②(2011-12年)
・テーマ「静物画」の記事一覧 →
『恋する静物―静物画の世界』(2011-12年)
久々の静物画の展覧会です~
![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)
名古屋ボストン美術館へ行くのもホント久しぶり。
時は16世紀後半、「静物画」というジャンルが確立される、その過程に該当する作品から始まって、
ヴァニタス(むなしさ・はかなさ)の寓意画や だまし絵、アメリカの静物画、印象派の画家たちの静物画、現代の静物画。
プラス、陶磁器や工芸品…と、幅広ーい内容になってます。
(展示総数69点)
今回のイチ押しは、こちら
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
アントワーヌ・ヴォロン(フランス)
《居間》
キャンバスに油彩 1870年頃 40×26.6
ボストン美術館
静物画というより、物語の一場面を切り取ったような感じの絵ですね。
今にもストーリーが動き出しそう、というか……
この場面の続きが気になる~~!
【アントワーヌ・ヴォロン作品集】
そのほかの展示作品~
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
アンリ・ファンタン=ラトゥール(フランス)
《桃を盛った皿》
キャンバスに油彩 1862年 18.1×32
ボストン美術館
ファンタン=ラトゥールと言えば「花」の絵ですが、
あえて「桃」を選んでみました。
お次は、
印象派、ポスト印象派の画家たちの静物画~
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
エドゥアール・マネ(フランス)
《果物籠》
キャンバスに油彩 1864年頃 37.8×44.4
ボストン美術館
ピエール=オーギュスト・ルノワール(フランス)
《陶製ポットに生けられた花》
キャンバスに裏打ちされた厚紙に油彩
1869年頃 64.8×54.3
ボストン美術館
ルノワールの静物画って、あまりなじみがないけれど、
花の種類によって花びらを描くタッチを変えているあたりは、さすが!
![目](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
ポール・セザンヌ(フランス)
《卓上の果物と水差し》
キャンバスに油彩
1890-94年頃 32.4×40.6
ボストン美術館
こちら↓はセザンヌ同様、
リンゴの絵を得意とする作家の作品
![りんご](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/231.png)
リーヴァイ・ウェルズ・プレンティス(アメリカ)
《ブリキ製バケツの中のリンゴ》
キャンバスに油彩 1892年 41.3×33.7
ボストン美術館
いかにもアメリカ的ですな
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
そして、20世紀以降の静物画~
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
エドゥアール・ヴュイヤール(フランス)
《ガラスの花瓶のバラ》
キャンバスに油彩 1919年頃 37.2×47
ボストン美術館
アンリ・マティス(フランス)
《花瓶の花》
キャンバスに油彩 1924年 60.6×73.7
ボストン美術館
スタントン・マクドナルド=ライト(アメリカ)
《カラーリリーと果物のある静物》
キャンバスに油彩 1923年 55.9×45.7
ボストン美術館
陶磁器&工芸品もどうぞ
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
ニーデルヴィレー製陶所(フランス)
カップ&ソーサー
錫釉陶器 1770-89年
ソーサー : 高さ3.5 直径16.5
カップ : 高さ9.2 幅10.2(把手含まず)
蓋 : 高さ5.1 直径10.8
ボストン美術館
だまし絵風なのが面白いですね
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
ティファニー・アンド・カンパニー(アメリカ)
ピッチャー
銀
1888年 高さ30.8 幅21.6 直径14.5
ボストン美術館
ルプッセ(裏から叩いて模様を表に打ち出す技法)で表現された草花が素晴らしい!
![目](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
ティファニー、もう1点あります。
ティファニー・スタジオ(アメリカ)
扇形の花瓶
ルイス・カムフォート・ティファニーによるデザイン
玉虫色の吹きガラス
1910年頃 高さ19.1 幅20.3 直径11.4
ボストン美術館
ポール・スタンカード(アメリカ)
《精霊のいる忘れな草 ボタニカルF46》
バーナーワーク、鋳造ガラス
1990年 高さ11.4 幅7.6 奥行7.6
ボストン美術館
クリスタル・ガラスの中にガラスの植物を封じ込めたスタンカードの作品は、スピリチュアルな不思議にあふれてます。
(根っこの部分に白い精霊がいますよ
![音符](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/086.png)
静物画のモチーフは身近なものが多く、
気楽に観られるのがイイですね
![グッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/114.png)
大作とまではいかなくても、なかなかの傑作ぞろい
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
ぜひ実物をご覧ください。
あっ、それと忘れちゃいけない、
サム・テイラー=ウッド(イギリス)の動画《静物》(2001年)。
お皿の上の果物が時間とともに朽ちてゆくさまは、
まさにヴァニタスじゃあ~
![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
諸行無常じゃあ~
![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
【静物】
『恋する静物―静物画の世界』
◆2011年9月17日(土)-2012年2月19日(日)
名古屋ボストン美術館
(2018年10月8日にて閉館しました)
★ ボストン美術館 →
「ワタシのイチ押し」 関連記事
・『恋する静物―静物画の世界』②(2011-12年)
・テーマ「静物画」の記事一覧 →