愛知県美術館
『島田章三展』(2011年)



クマ太郎さんの記事の補足です。

ほかには、こんな作品が展示されてましたキラキラ
(展示総数114点)


「キュビスムを日本人の言葉(造形)に翻訳する」ことを自らの課題とされている島田章三さん(1933-2016)。
そして、そこから誕生したのが「かたちびと」……
幾何学的に構成された日常の情景の中に人間像を組み込む、独自の表現方法です。


島田章三
《課題制作》
キャンバスに油彩 1980年 162.1×130.3
東京国立近代美術館


島田章三
《青色卓上》
キャンバスに油彩、コラージュ
1977年 117×91
メナード美術館


島田章三
《ふみきりびと》
キャンバスに油彩 1981年 150×150
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館


島田章三
《ひかりさすかたち》
キャンバスに油彩 1982年 162.1×130.3
個人蔵


島田章三
《鳥放つ》
キャンバスに油彩 1983年 162.1×130.3
横須賀美術館


島田章三
《はなかたちひとかたち》
キャンバスに油彩、コラージュ
1983年 162×130.5
メナード美術館


島田章三
《花のある部屋》
キャンバスに油彩、コラージュ
1990年 145.5×112
個人蔵


物の「かたち」、人の「かたち」を描くことにとことんこだわる画面構成、観ていて気持ちよかったですねキラキラ

展示作品は絵画76点のほか、版画20点、デッサン11点、陶器7点。
個人的には1950年代から80年代の作風が好みだけれど、
ホントわかりやすかったですグッ

このひとの絵にもっと早く出合っていたら、
もっと早く「キュビスム」の作品を好きになれたのに~~タラーって思いましたよ。


おしまいに、
東日本大震災の被災地に想いを寄せた最新作を……


島田章三
《東北に捧げる十字花》
キャンバスに油彩 2011年 91×72.7
個人蔵


この作品は展覧会会期中、オークションに掛けられました。

島田さんご本人の希望により、
落札金は義援金として被災地へ送られました。


『島田章三展』
◆2011年9月16日(金)-10月30日(日)
 愛知県美術館
・Twitter →
横須賀美術館(神奈川)に回ります)


愛知県美術館 →
(名古屋市東区東桜1-13-2)

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・『島田章三展』①(2011年)


【島田章三 インタビュー(前編)】


【島田章三 インタビュー(後編)】


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