名古屋市美術館
『没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった』(2011年)

風景写真 カメラ1


1996年の『ゴッホ展』、
2005年の『ゴッホ展』も盛況だったけれど、
今回が一番混雑してるかも!?目
日曜日に美術館へ出かけて入場制限に引っかかったのは初めてです~タラー

ゴッホと言えば「孤高の天才」というイメージがありますが、実は大変な努力家だったんですね。
ほとんど独学で絵を学んだ彼が、どんな書物を参考にし、どういう画家たちの影響を受けたのか……
その創造の秘密に迫る展覧会です。
(全6章、37作家、展示総数123点。会期中に入れ替えあり)


今回、彼の風景画に惹かれるものがありました。
イチ押しは、
一番最後の展示室にあった、この作品キラキラ


フィンセント・ファン・ゴッホ
《サン=レミの療養院の庭》
キャンバスに油彩 1889年
クレラー=ミュラー美術館
風景写真 レンズ6

サン=ポール=ド=モーゾールという精神科の病院にある、
荒れ放題の庭を描いたもの。


そのほかの風景画も、
見ていて心が安らぐというか、
「ゴッホって、こんなに優しい絵を描くひとだったんだ!」
と今になって気づきました。


フィンセント・ファン・ゴッホ
《曇り空の下の積み藁》
キャンバスに油彩 1890年
クレラー=ミュラー美術館


フィンセント・ファン・ゴッホ
《ヒバリの飛び立つ麦畑》
キャンバスに油彩 1887年
ファン・ゴッホ美術館


フィンセント・ファン・ゴッホ
《糸杉に囲まれた果樹園》
キャンバスに油彩 1888年
クレラー=ミュラー美術館


フィンセント・ファン・ゴッホ
《緑の葡萄畑》
キャンバスに油彩 1888年
クレラー=ミュラー美術館


フィンセント・ファン・ゴッホ
《渓谷の小道》
キャンバスに油彩 1889年
クレラー=ミュラー美術館


フィンセント・ファン・ゴッホ
《夕暮れの松の木》
キャンバスに油彩 1889年
クレラー=ミュラー美術館


フィンセント・ファン・ゴッホ
《草むらの中の幹》
キャンバスに油彩 1890年
クレラー=ミュラー美術館


あと、注目すべきは やはり彼の絵筆の跡。
作品を斜め横から見たり、下から見上げたりして
筆致を観賞しましたよ目


フィンセント・ファン・ゴッホ
《灰色のフェルト帽の自画像》
綿布に油彩 1887年 44×37.5
ファン・ゴッホ美術館


フィンセント・ファン・ゴッホ
《種まく人》
キャンバスに油彩 1888年 32×40
ファン・ゴッホ美術館


フィンセント・ファン・ゴッホ
《アイリス》
キャンバスに油彩 1890年 92×73.5
ファン・ゴッホ美術館
風景写真 レンズ7


フィンセント・ファン・ゴッホ
《アルルの寝室》
キャンバスに油彩 1888年 72×90
ファン・ゴッホ美術館
風景写真 レンズ8


《アルルの寝室》に描かれている部屋を
実物大で再現したセットもあります。
また、ゴッホのほかに、
歌川広重、ミレー、クールベ、モネ、ピサロ、シスレー、スーラ、シニャック、ゴーギャンetc…の作品も楽しめますグッ


売店には『ゴッホ展』オリジナルのスイーツ(マカロン、ラスク、ワッフル&カフェセット、バンホーテンココア)がピンクハート
ゆっくりグッズを見ている時間がなかったため、
平日に改めてゲットしようかと思いまーす音符


『没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった』
◆2011年2月22日(火)-3月21日(月・祝)【前期】
 2011年3月23日(水)-4月10日(日)【後期】
 名古屋市美術館
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(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)

ファン・ゴッホ美術館 →

クレラー=ミュラー美術館 →

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・『ゴッホ展』②(2011年)


おまけ。
ゴッホの絵を動かしてみると…(夜→朝→昼)

【ファン・ゴッホの絵画を「動画」に】


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そして、こちらもお見逃しなく!



和紙で作られた人体像が、
神秘的で清らかな世界へと誘います。
この展示室で一日中 瞑想していたいです~ピンクハート


『ポジション2011 米山和子展 : ほどくかたち、つむぐけしき』
◆2011年2月19日(土)-4月10日(日)
 名古屋市美術館 常設展示室3