名古屋市美術館
『モネ「印象 日の出」展』(2008-09年)



パリにあるマルモッタン・モネ美術館から、
モネの《印象 日の出》が名古屋に初お目見えキラキラ
昨年の暮れ、最後の開館日に出かけたんですがー…、
さすが印象派の展覧会。盛況でしたっポーン
(全8作家、展示総数35点)


クロード・モネ
《印象 日の出》
キャンバスに油彩 1873年 48×63
マルモッタン・モネ美術館


モネの《印象 日の出》。
こんなに真っ赤な朝日を見たことがないワタシには、
夕日のようにも思えてしまうんですが、、、
普仏戦争(1870-71年)に敗れたフランスの復興への
モネの熱き思いが込められているそうな。
そして、この絵が「印象派」の名前の由来に~。
でも、きっちり・かっちりの写実主義の絵画が主流だった当時は、かなり叩かれたでしょうな……


《印象 日の出》以外の作品は国内からの出展で、
そちらもまた名品ぞろい。
そのなかから1点を選ぶのは、超ムズカシイ……
ので、お気に入りを、ぜーんぶ載せちゃいますピンクハート

まずはモネから。
水面部分のスペースの取り方が何とも美しい《睡蓮》。


クロード・モネ
《睡蓮》
キャンバスに油彩 1903年 81×100
ブリヂストン美術館


クロード・モネ
《睡蓮》
キャンバスに油彩 1914-17年 152×200
アサヒビール大山崎山荘美術館


写真のように緻密な風景画は、
モネ17歳(!)のときの作品ポーン

霧にけむるチャリング・クロス橋。


クロード・モネ
《ルエルの眺め》
キャンバスに油彩 1858年 46×65
丸沼芸術の森
(登録美術品として埼玉県立近代美術館に寄託)


クロード・モネ
《テムズ河のチャリング・クロス橋》
キャンバスに油彩 1903年 73×100
吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)


アルジャントゥイユの風景と、
水辺のノートル・ダム教会。

モネの題材としては珍しい(?)座礁した船。


クロード・モネ
《セーヌ河の支流からみたアルジャントゥイユ》
キャンバスに油彩 1872年 51.3×65.9
ポーラ美術館


クロード・モネ
《ヴェルノンの教会の眺め》
キャンバスに油彩 1883年 65×81
吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)


クロード・モネ
《海辺の船》
キャンバスに油彩 1881年 82×60
東京富士美術館


そして、印象派の画家たちの作品キラキラ

特に、ピサロとシスレーの風景はステキで、
こんなところに住んでみたーいピンクハートと感動です。


カミーユ・ピサロ
《エヌリー街道の眺め》
キャンバスに油彩 1879年 54.5×65.1
ポーラ美術館


アルフレッド・シスレー
《サン=クルーの風景》
キャンバスに油彩 1876年 54×73
個人蔵


ウジェーヌ=ルイ・ブーダン
《ボルドー風景》
キャンバスに油彩 1874年 48.5×74
ひろしま美術館


ポール・セザンヌ
《オーヴェール=シュル=オワーズの藁葺きの家》
キャンバスに油彩 1872-73年 72.3×59.3
ポーラ美術館


ピエール=オーギュスト・ルノワール
《パリ郊外、セーヌ河の洗濯船》
キャンバスに油彩 1872-73年 46.4×55.9
諸橋近代美術館


アルマン・ギヨマン
《ロバンソンの散歩》
キャンバスに油彩 1878年頃 51.1×61.4
ポーラ美術館


『モネ「印象 日の出」展』
◆2008年12月23日(火・祝)-2009年2月8日(日)
 名古屋市美術館
・Twitter →
(名古屋のみでの開催です)


名古屋市美術館 →
(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)

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