タロット2枚引き練習[大アルカナ](17)
本日のお題星とソードの7
これからしばらくは大アルカナの正位置を1枚目に選んで、こちらで紹介した2枚引き練習を続けます。今日のテーマカードは星、そして2枚目はソードの7(正位置)です。
<本日のテーマカード>
[現在] 17.星
<2枚目>
[未来] ソードの7(正位置)
しかし前述の「シークレット・オブ・ザ・タロット 」にも、”人は行為する存在であり、その人のなしてきた行為がその人を形成する。"とあるように、せっかく良いヴィジョンを描いても、結局行動に移さねば夢は夢で終わってしまうのではないかな。
タロットもう一冊、「タロット象徴辞典」からもひもといてみよう。
「星」は、内面的な輝き、透明感のある澄み切った魂の輝き、体の内側からあふれんばかりの人の創造性や可能性を示す札です。「当事者の希望が叶う」と伝えて出るわけではないことに注意しましょう。
井上教子 (著), 「タロット象徴辞典」国書刊行会
タロット象徴辞典
なんと、願いが叶うカードというわけではないのですね。ただ、その人が持っているヴィジョンが素晴らしいものであることは間違いなさそうですね。この絵の女性のように、思い描いたことに一心不乱になって取り組めば、願いが叶うということでしょうか。
2枚目のカードはソードの7。男がこっそりと忍び足で剣を盗みだしている様子が描かれている。ちょっとこっけいな風刺画のようにも見えるね。
2枚目のカードは、あまり深く考えず絵を見て直感で考えてみよう。
ソードのカードの中ではかなり明るい色調で描かれている。ちょっと滑稽な感じがする面白いカードじゃの。それは、この人物が周りをだまして出し抜いたところで、それほど深刻な犯罪でもなし、深刻なダメ―ジを与えられる者がいないということではないだろうか。
でもまあ、正攻法でないことは確かですね。この男は頭がよく抜け目がない、うまいことやっているという感じです。
それじゃあさっそくみんなで分担して、この2枚のカードでいろいろなシチュエーションをイメージしてみましょうか。
【テーマ:恋愛(片思い)担当】次郎太
星:ただ思っているだけでは願いが叶うかどうかはわからないということでしたよね。そうすると私の希望の星、姫の存在を表していると思います。
ソードの7:こ、こ、これは、出し抜かれそうな気がしています。姫に近づこうとしている、けしからん男の存在を意味しているかもしれない。
姫[二郎太が仕える屋敷の姫で次郎太の片思いの相手。都一のプレイボーイである頭の中将にあこがれる(だが、まだ頭中将のことは見たことすらない)]。
【テーマ:不倫担当】頭中将
星:まさに私の理想の美しい人、ドストライクなひとを見つけたところ。
ソードの7:人妻だとはわかっているが、ありとあらゆる知恵と人脈を使ってなんとしてもかの人の元に忍んでゆきたい。
【テーマ:仕事担当】わきちゃん
星:すっごく大好きな仕事に出会えて、一心不乱、わき目もふらずに仕事に打ち込んでいます。
ソードの7:一心不乱に真面目に打ち込むのもいいけど、ちょっと頭を使ってズルというか効率をはかっても良いでしょう。
【テーマ:オラクル担当】坊
星:あなたは今、心がワクワクするようなやりたいことや好きなものを見つけ、目標や理想をかかげたところ。その方向性は間違っていないですよ。
ソードの7:その目標や願いをかなえるために頭を使って、知恵を振り絞って考えてみて。
別名「希望」のカードと呼ばれるこの札・・・ ただ胸に希望を抱いているだけで願いが叶うというわけではないのですね。ちょっと今までの認識が改められました。
ただその「希望」は正しく、考えるだけでもウキウキするような素敵な目標だったり理想だったりすることは間違いなさそう。
スプレッドを展開するときは、このカードの正逆や他のカードを読み取って、夢見る夢子ちゃんで終わってしまうのか、夢に向かって努力を続けて星をつかむのか判断すべきですね。
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