いよいよ、来月12月4日(土)。東北新幹線の東京-新青森開業
です。東北新幹線の全線開業のプレ・キャンペーンとして「とことん青森MAX」のイベントが、原宿表参道で、10/25-11/7開催。昨日、11月3日(祝)は、「青森ご当地グルメ屋台村」の最終日。明治神宮「お祭り広場」に行って来ました。
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会場は、「縄文荒吐太鼓」や「津軽三味線」の豪快なサウンドで熱気ムンムン。たくさんのB級グルメファンで盛り上がっていました。どの列も待ち時間1時間超。どれにしようか迷います。とは言え、時間的にも限られていましたし、全部食べられるほどの大食いでもないので、迷いに迷った挙げ句、選んだのは、「黒石つゆやきそば」。
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黒石市は、青森市
の南に隣接する内陸の市。黒石つゆやきそばの誕生は、昭和30年代。市内にあった「美満寿(みます)」という食堂が発祥の店です。新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」の舞台になった八甲田山に続く山地にあります。冬は極寒の土地。作り置きの焼きそばはあっと言う間に冷えてしまいます。そこで食べる前に温かいそばつゆをかけたのが始まり。それと、つゆを入れると腹持ちもいいと・・・。現在、市内には、40店舗近くの黒石つゆやきそばのお店があります。かけるつゆは、当初のように「蕎麦つゆ」を使う店と、「醤油ラーメンつゆ」を使うお店があります。但し、屋台村のつゆやきそばは、ウスターソースの味が強すぎて、つゆのベースの味がよくわかりませんでした。でも、辛味が効いて、なかなか美味しい味です。太平麺にしっかりと絡みつくつゆで、辛さが食欲を増進させます。今度は、現地で両方を食べ比べてみたいと思います。
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![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190913/10/kaicho200/01/04/j/o0640048014585929258.jpg?caw=800)
麺は、「太平麺」。戦後まもなく、やきそばの生産が増加しましたが、当時の製麺所にあったのは、うどん用の麺カッター。それで仕方なく、そのカッターを使っていたのですが、通常の中華麺に比べて、この太平麺の方が美味しいとの評判で、黒石つゆやきそばのそばは太平麺に定着。蕎麦前には、奥入瀬の百川町にある酒造「桃川」のワンカップ「にごり酒」。モロミのおいしさ・栄養をまるごと味わえる、とろりとしたなめらかな口当たりと優しい甘さです。
麺の食感と味を確かめるために、つゆ無しの「黒石やきそば」も食べてみました。うん、これもなかなかいけますね。
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![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190913/10/kaicho200/42/9f/j/o0480064014585929269.jpg?caw=800)
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190913/10/kaicho200/8f/5b/j/o0640048014585929273.jpg?caw=800)
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190913/10/kaicho200/b4/d8/j/o0640048014585929275.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190913/10/kaicho200/8a/4b/j/o0640048014585929277.jpg?caw=800)
一応、お腹はいっぱいになったのですが、せっかくだから、珍しいものを体験したいと思い「大間まぐろバーガー」にトライ。吉村昭の小説「魚影の群れ」が映画化され、大間は、まぐろの町として全国に知れ渡りました。このバーガー。バンズが普通のハンバーガーと違っています。
「宮野製パン」が作るバンズは、フランスソフトパンの生地に米粉を加え、大間産のアラメ昆布を練りこんでいます。柔らかいもちもちっとした食感の白いバンズです。バンズの上の「マグロ一筋」の文字の焼印が、大間の町を象徴しています。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190913/10/kaicho200/f0/e1/j/o0640048014585929281.jpg?caw=800)
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190913/10/kaicho200/4f/cf/j/o0640048014585929282.jpg?caw=800)
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190913/10/kaicho200/62/4b/j/o0640048014585929285.jpg?caw=800)
肝心のパテは、マグロの血合いと白身魚とヤマトイモを混ぜ合わせ、生姜やマスタードを使い、生臭さを消す工夫をしています。マグロの生臭さを消しながらも、マグロの味を生かしたパテは食べるとふわっと柔らかく、冷めてもおいしいようにと焼かずに油で揚げ、ソースは照り焼き風の甘いタレ。バンズとパテの間には、アボガド、レタス、カイワレ大根がトッピングされています。贅沢なまぐろバーガー。1個300円は、お値打ちだs
思いますが・・・・。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190913/10/kaicho200/c9/86/j/o0640048014585929289.jpg?caw=800)
余談ですが、魚影の群れの作者・吉村昭氏のことで、昨年、私の人生でとても大きな事件がありました。吉村昭氏は、2006年7月にご逝去。吉村氏の奥様は、1965年に芥川賞を受賞した作家の津村節子さん。津村さんのご友人を私は偶然に存じ上げていました。吉村氏の三回忌があるとのお話しをご友人からお聴きし、当時、話題になっていたアカデミー賞受賞映画「おくりびと」の原作(納棺夫日記)者・青木新門氏は、吉村氏に その才能を見出されたとのお話しをご友人に申し上げました。
すると、ご友人が後日、津村節子さんにその話をされ、それがきっかけで、一度だけ津村さんとお会いする席を設けてくださいました。場所は、東銀座の歌舞伎座。昨年、平成21年5月。中村富十郎さんの傘寿(80歳)記念のたった1回の公演に津村節子先生とご一緒させて頂くことになったのです。光栄にも、津村先生のお隣の席に座らせて頂き、幕間にご主人吉村昭氏との思い出や青木新門さんとの出会いなど、幕の内弁当を一緒に食べながら、貴重なお話しをお聴きすることが出来ました。まさに、一期一会。夢のような時間でした。富十郎さんの舞台も、それはそれは、素晴らしく、同じ舞台に「雪傾城(ゆきけいせい)」でご長女の愛子様が出演され、「連獅子」では、ご長男の鷹之資様と富十郎さんが親子獅子を演じるという特別な舞台でした。最後に、富十郎さんの「勧進帳」があり弁慶を豪華に演じた富十郎さんに、客席から「天王寺屋
まだまだ行ける
」という大向こうから掛け声が掛かるほど立派な舞台でした。私の人生でこれほど幸福な一日はありませんでした。吉村先生、素敵な作品、どうもありがとうございました。 そして、津村先生、いつまでもお元気でご活躍をお祈り申し上げます。
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食いしん坊ブログでこんなお話し、しちゃってよかったのかなあ
勢いで書いてしまいました。
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