【閉店】都内最強のワンコインランチ~神田「升亀」のイカ天定食 | こなもんや三度笠

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「イカ天」と言えば、イカの天ぷら。しかし、北海道や西日本で「薩摩揚げ」を天ぷらと呼ぶ地域があります。そこでは、イカの下足(げそ)をすり身で包んで揚げたのを「イカ天」と言います。

東京の「たぬき蕎麦」は、天ぷらの揚げ玉が蕎麦に乗っていますが、これも元々は、イカ天が蕎麦の上に乗っかったものでした。それがいつの間にかイカが無くなって、揚げ玉だけになってしまいました。これを「イカサマ」と言います。これ冗談。イカがイカにも小さくて、衣で大きく見せて誤魔化したので、「たぬき」と名前がつけられました。これは本当です。

神田鎌倉河岸慶長元年(1596年)に創業の酒蔵も系列会社に有する東京最古の酒舗があります。「豊島屋本店」です。この会社、「居酒屋」の元祖享保年間(1716年~1735年)に酒屋の店先での立ち飲みができるようにしたのが居酒屋の始まりです。現在、豊島屋さんは、神田猿楽町に本店を移転。居酒屋はやっていませんが、テレビや小説、落語にも豊島屋さんの名前が出て来るのでご存知の方も多いと思います。

神田は、居酒屋発祥の地です。ですから、たくさんの居酒屋がしのぎを削っています。我々サラリーマンにとっては、ありがたい場所です。そんな居酒屋のメッカに「升亀本店」という人気店があります。元祖居酒屋発祥地のすぐ近く。夜は、仕事帰りの「帰宅恐怖症」のサラリーマンで大変な賑わい。このお店の名物が、「イカ天」(400円)。ボリュームも多く、とても美味しいので、夜の人気No.1メニュー。その人気メニューがランチの定食になります。しかもワンコインの500円。

写真をご覧ください。どーんとイカ天。ネギがたっぷりの揚げたてプリプリ。おかわり自由のシジミの味噌汁。なめこおろしと漬けもの。昆布の佃煮と豪華です。ご飯は、かなりの量で、小ライス(普通のお店の並み盛り以上)にする人が多いのです。小ライスは20円引き。

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ところが、それでも升亀のランチの一番人気は、イカ天定食ではありません。「納豆定食」(420円)。小ライスでな、なんと400円。イカ天3切れの小鉢になります。冷や奴がどーんとほぼ1丁。でかい!!納豆、なめこおろし、シジミ汁、昆布の佃煮、漬けものです。大食漢の私も、さすがお腹がはち切れそうです。

 

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何も、昨今のデフレ対応ではありません、ずっとこの値段で美味しくてボリュームがあるから超人気なのです。どうぞ、神田にお出掛けの際には、どうぞお立ち寄りください。神田駅西口徒歩1分。東京駅寄りの高架下です。

升亀本店の関連ブログ  http://www.cosplaycafe.com/cat113/