危機管理能力なし | 鳰アンオフィシャルブログ

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ブログに政治の話は持ち込みたくないのだが、呆れるような事案があったので記録しておく。

神奈川県議が沖縄の基地反対派を基地外(キチガイ)と表現

これイカンよな?

発言者本人は差別的意図はないと言っているが、言い訳にもならない。

特定の人間に対し「基地外」と表現するのは差別的意図あり』っちゅうのが世間の常識で、特定政党の会合であっても公に近い場で発言してよい言葉ではない。

話は変わって

とある全国規模の研修会で『組織における危機管理』の講習を受けた際、某自治体の例が紹介された。

それは役所の生活保護関係の申請窓口で、申請書の見本に大場佳文という名前が記されていたというもの。

最初に全国の大場さんに何の恨みもないことを申し上げておく。
これは実話である。

大場佳文←これ、読みようによってはオオバカモンと読める。

役所の担当者はオオバヨシフミだと言い張ったようだが、『行政太郎(例えば横浜市なら横浜太郎)』など当たり障りのない氏名を見本にするのが普通で、誤解を生じるような氏名を使うのは「何らかの意図がある」と取られても仕方がないのである。

しかも、配偶者の記載欄は大場佳代とされており最初から生活保護の申請に来た人をバカにする意図があるのは見え見えなのだ。

オオバカモンと読む事こそ言いがかりではないのか?」と思われる方があるかもしれない。

しかし、役所のような公の場で、不特定多数の人間が目にするものについては人権に配慮し、誤解を生まない選択をして外部からツッこまれるリスクは極力避けなければならない。

つねに危機管理意識を高めておく必要があるのだ

話は戻って

件の神奈川県議は為政者であるにも関わらず基地外という差別的ともとれる言葉を用いた時点でアウトー!

いくら意見が異なるといっても人間を基地外などと表現すること自体、他人に対する敬意が見受けられないのだから為政者としては失格である。

これでお咎め無しなら自民党の危機管理意識はないし、自民党は国民に対する敬意など微塵も持ち合わせていないと考えてよい。

もっとも、首相からして官邸の外で抗議する声を雑音としか思っていないのだから、末端議員の意識の低さは推して知るべしである。

5月26日、一部語句を訂正しました。