最近、日曜日は2本観るのが当たり前になってきている | リンガルスを放し飼い

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ネタバレなしの毒吐き映画レビュー

というわけで、今週も2本の映画を観てきた。

まず、1本目。

『僕のワンダフル・ジャーニー』(原題:A Dog's Journey)

2019年のアメリカ映画。

監督は、ゲイル・マンキューソ。

 

あ~、もう犬の表情たまらん!!
犬と戯れたい!!

 

ここで関係ないが、昨年他界した我が家の犬も載せておこう。

まあ、これはただの親バカ(笑)

 

さて、映画の話に戻ろう。

前作、『僕のワンダルフ・ライフ』(2017年)の監督、ラッセ・ハルストレムが製作総指揮に回って、監督を降りたことでちょっと不安がよぎった。

しかし、それは杞憂に終わった。

 

ここで、またちょっとジェームズ・キャメロン監督に登場してもらうことにしよう。

これは、『アリータ:バトル・エンジェル』を監督したかったが、自分ではできない。

そこで、脚本をロバート・ロドリゲスに渡して、どうなるのかを試したときのジェームズ・キャメロンの心情を語ったものだ。

 

この理屈でいうと、ゲイル・マンキューソ監督は、「ラッセ・ハルストレム監督の作品の神髄」に迫れたのだと思う。

それぐらい前作と遜色のない出来だった。

っていうか、前作よりも泣けたかもしれない。

いや、この映画はベタベタなんだよ。

 

ここでこうすれば泣くよね!?

 

っていう展開が、これでもかというぐらい続く。

でも、良いんだよ。

この映画の観客は、そういう展開で泣きたい人たちだと思うから。

点数は、4.7点。前作は4.5点。

 

それにしても、今回の映画は

 

毒親

あおり運転

 

と、今の日本のネット上を飛び交うようなものが出てきた。

もしかして、これは世界の流れなのか?

 

ちなみに、

前作のパンフレットと今回のパンフレットを並べて撮ってみた。

見事なまでに同じ仕様で作られている。

何と、背表紙のフォントまで揃っている。

これで本棚に2冊並べておいても違和感はない。(まあ、俺はパンフレットを本棚にはしまわないけど)

 

 

では、今日観てきた映画2本目を紹介するか。

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』(原題:Eighth Grade)

2018年のアメリカ映画。

監督は、ボー・バーナム。

主演は、エルシー・フィッシャー。

 

これは、ネット等で評判が良かったので『アド・アストラ』を諦めて観に行くことにした映画だ。

まあ、昨日『アド・アストラ』を観た友人から、

 

久しぶりに映画館で寝た。

 

というメールが来たので、諦めて良かったかな?

 

この映画のタイトルなっている「エイス・グレード」とは、日本語に訳すと8年生。

日本に置き換えると中学2年生に当たる。

だからと言って、主人公が中二病ということはない。

ただ、思春期真っ只中である。

 

クラスの中でイケてない存在にも関わらず、イケメン彼氏が欲しいとか…。

いや、あいつ、顔が良いだけでロクな奴じゃないからやめておけ。

そうは言っても、中高生の恋愛なんて、殆ど顔80%だよな。

内面が大事なんて言い出すのは、ある程度大人になってからだよ。

そういうわけで、顔に恵まれなかった奴は(俺も含む)、一番恋愛したい時期に恋愛できないという悲劇に陥る。

そして更に色々と拗らせるのである。

 

話を戻そう。

この主人公、よく映画やドラマにありがちな

 

こんな可愛い子が、クラスでイケてない扱いされるなんておかしいだろ!?

 

っていうことは、全くない。

確かにこの子はイケてない。

普通にしてると、

「まあまあ可愛いかな?」

とか思うのだが、水着姿になると酷い。

 

そんな彼女がどういう青春を送るのか。

 

この映画は、思春期で父親と上手く行ってない人

 

 

「自分らしさ」を探している人

 

などにオススメな映画である。

でも、ちょっとハードル高くしすぎたかな?

と後悔している。

点数は、3.5点。