スクナビコナ ② | かいぞうのブログ

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音楽の話とか、
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○●の話とか、
きまぐれに書いていこうかと

前回①の続編です。

http://ameblo.jp/kai-drum/entry-12199214075.html

 

兵庫県神崎郡神河町比延 に「日吉神社」があり、

そこには スクナビコナとオオクニヌシとの伝承があります。

この両神は、互いに協力して日本国土の開発に尽力しています。

 

                日吉神社

 

場所は、

                   (近辺に「鍛冶」って場所があるのが気になるww)

 

ここに、播磨国風土記の中の一節が記されているのですが、

内容を記してみると、

「埴岡(はにおか)」という地名起源説話として、

 

我慢比べで大国主は大便を我慢して歩き、

少彦名は重い粘土を担いで歩く。

神崎郡(かんざきぐん)に着いた頃、

とうとう我慢し切れなくなった大国主は、

「もうだめだ」と叫んで道ばたの草むらにかけこむと、

たまっていたうんこを、一気に出してしまう。

 

あまりの勢いに、うんこはササの葉にはじきとばされ、

飛び散って石になった。

こういうわけで、うんこがはじき飛ばされたあたりのことを、

初鹿野(はじかの)と呼ぶようになった。


それを見た少彦名も、「おれも、もうだめだ」と言って、

背負っていた埴を道端に投げ出した。

この埴も同じように固まり石になったので、

そのあたりを埴岡里(はにおかのさと)と呼ぶようになった。

「いや参った。本当に苦しかった」と、

大国主はそう言って、大きなため息をつくと、

少彦名も「まったくだ、苦しかった」と答え、

二人は顔を見合わせて大笑いした。 』

        (社殿裏にある埴と目される巨岩)

 

何だこれ?(^^; って感じの話しだが、

埴を土壌、うんこを肥料と例えれば

農業の発展に尽力した…とも言えなくもない  か。

 

(後日、さらに調べを進めて分かりました。

埴…は、そのまま土。ただし、陶器用の陶土です。

で、「はじきとばされ」は、「土師」を表してるようです。

要するに、土師の人たちが居て焼物を行ったお話ってことのようです。)

                    [2016/9/15 追加文]

 

にしても、このお二人の旅の話は なんかホッコリします(^^)

続編として続ける予定なので楽しみにしていてください。

 

あ、もちろん

スクナビコナとオオクニヌシの話を順次紹介しているのは

気まぐれじゃないです。

一連の ある意図を持ってやってます(笑)

気長にお付き合いいただければと思います。m(_"_)m