こんばんは。
今年はありがたいことにやることも多く5月病の気配すら感じていない櫂(kai)です。
適材を適所に!なんて言葉よく耳にしますよね。
これが整っていれば組織は自ずと大きくなるもので
どんな企業でも団体でも上役が考える最も重要な役割の1つかと思います。
「社長の仕事はまず人事だ」なんて言葉もあるくらいですから。
ただこれがなかなか見定めるのが難しい。
そんな思いを抱かれたことはありませんか?
大企業であろうが零細企業であろうが、はたまた個人経営であろうが。
人事ってなかなか骨の折れる作業ですよね。
私も15年間経営を続けてきたわけですが未だに難しさを感じますし
決めてしまえばそう簡単に入れ替えができるわけでもありません。
決めた以上は社長が責任を持ってその陣営で組織運営を行わなければならないわけで
ただそんな難しさの中、15年間この立場で人事を司ってきた経験や学び
先輩経営者さんからの助言も多く頂戴し
私の中では一つの大きな基準のようなものが出来上がりました。
今日はそんな私の人事の基準について、お伝えしていきたいと思います。
まず働くタイプを大きく3つに分類します。
1.生活のためだけに働きたい人
2.報酬が欲しい人
3.生活、報酬には囚われずに向上心や達成感で行動できる人
そしてこの3分類に自社に関わる働く人を当てはめていきます。
この分類をするためには特に対象者の日頃からの言動を見る、見させることが大事です。
もちろん面談も含めた意志の確認等も必要にはなりますが
意思確認の際に「気持ち」だけを公言できて行動には表れてこない方も相当数いらっしゃいますので
その点に留意しながら分類していきます。
直属の上司や同僚などからの情報も得ながら
最初の段階ではなんとなくでもざっくりでも分類してみると良いでしょう。
もし最初の段階で分類にズレが生じた場合であっても
その都度、評価を見直しながら分類の再構築をしていけば良いかと思います。
さあ分類が整いました。
ここからが人事の本格になりますが
まず1に分類された働く人たち。
この方々には
「利益が確実に担保できる決められたマニュアル通りの作業だけ行ってもらう。」
ようにします。
これ以外の作業や業務は任せません。
次に2に分類された働く人たち。
この方々には
「利益を確実に担保できる決められた作業を行いながら
利益や売上を生みだすために有効なプラスアルファの行動を取ってもらう。」
ようにします。
法定内の残業や減点型成功報酬(※)などを取り入れながら取り組ませます。
(※)減点型成功報酬とは… 業務の成功に合わせて報酬額を上げていくわけではなく、予め決まった報酬額と業務ノルマを提示し、達成できなかった場合にカテゴリ別に減点方式で報酬を下げていく方法。
次に3に分類された人たち。
この方々には
「売上を上げるための創出業務を基準に
外部、内部を問わず各カテゴリ毎の組織運営や構築業務に携わらせる。」
ようにします。
いきなり任せきるわけではありませんが
営業や内勤でもグループをまとめる立場やそれ以上の立場を見据えながら
教育からはじめ ⇒ 実践 ⇒ 応用 ⇒ 任命
という流れで進めていきます。
ざっとこんな感じに3分類するわけですが、いかがでしょうか。
私の分類方法であり、尊敬する先輩経営者さんから教わった分類方法でもあるのですが
このような形で働く人を分類することにより
今まで難しく先の見えづらかった人事も
私にとっては以前よりも遥かに先の見えやすいものになったことを実感していますし
今まで人事に使っていた時間や脳内の隙間を開けることができるようになり
余計なことで従業員や業務委託者に干渉することも減ったように感じます。
また業務全体の流れもそれまで以上にスムーズになったことを実感しています。
この記事を読んで
試してみようかな?と思われる方がいらっしゃれば
ぜひ試してみてください。
以上、本日は3つの働くタイプについて私が実感している知識を書かせていただきました。
ご参考になる方がいらっしゃれば誉れです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。