現代人が「購入」する場所を決める理由 | 櫂(kai)の知ること綴り帳

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こんにちは。

そろそろ夏に向けて夏野菜の植え付けを始めようかと思っている櫂(kai)です。

 

皆さんは何かを「購入」するとき、どういう理由で購入する場所を決めますか?

実はこの「購入」する場所を決める理由

物やサービスが溢れかえってなんでも手に入って

大体どこの店に行っても似たような機能や質の商品やサービスが展開されている飽和状態にある現代社会では

一昔前とは一風違った理由なんです。

 

結論それは

「信頼、信用」に勝る「楽しさ・話題性」です。

 

価格が高い低いとか距離的に遠い近いとかはもちろんあるとは思いますし

インターネットで家にいながら何でも買えるこの時代ですから

選択肢はいかようにでもあるかとは思います。

だけどよくよく考えてみてください。

「購入」する場所って意外といくつかの場所で固定されていませんか?

「家電は絶対この店でしか買わない!」って方もいらっしゃるくらいですからね。

 

これなんでこんなことが起こるかというと

「そのお店が好きだから」とか「そのお店の対応が親切だったから」とか

「そのお店の雰囲気が好きだったから」とか「そのお店のラインナップが自分に合うから」とか。

いろんな感情的理由や状況的理由が重なってくるからなんですよね。

これだけ物が溢れかえる時代ですから

ただ商品の質が良いから、だけでは購入行動に繋がりにくいんです。

いわゆる「楽しさ・話題性」というものが無いとなかなか難しい。

 

例えばコーヒーショップ。

世界のコーヒーを取り扱いものすごくおいしいコーヒーを提供するがそれ以外に話題性に欠けるA店と

コーヒーのこだわりはA店に遥かに負けるが雰囲気や店の装飾、商品ラインナップ等に話題性が豊富なB店。

 

コーヒー自体をこよなく愛する方であれば間違いなくA店を選択するでしょう。

だけどコーヒーをこよなく愛する人は実際のところそこまで多くはありませんし

ある程度おいしければそれで良いという方が大多数を占めるように感じます。

その上でオシャレでいろいろ選べてインスタ映えするような店のほうが選びやすいという方

現代ならそっちのほうが多いんじゃないでしょうか。

そんな方ならB店を選択するかと思います。

 

A店を選ぶ方にとってその店の信頼・信用は「コーヒーの質」ですが、少し楽しさ・話題性には欠けます。

B店を選ぶ方にとってコーヒーの味はそこそこではありますがある一定の信頼・信用は担保され

楽しさ・話題性である「店全体の雰囲気、サービス性」が付加されるわけです。

水みたいなまっずいコーヒーを出している店は論外ですよ?

それはもはや店としてどうなんだっていうお話ですから 笑

 

何度も言いますがこれだけ物が溢れかえる昨今ですから

良いものは当たり前に社会に出回っています。

今更「どこよりもおいしいコーヒー」なんてむしろ店なら当たり前だろ!って思いますし

ラーメン屋さんでもおいしいのは当たり前で

むしろ「珍しい」とか「見栄え」がしないと楽しさ・話題性に欠けるわけです。

視覚的味覚、とでも言うのでしょうか、そういう時代になってきてるんですよね。

 

ある一定の「信頼・信用」はもちろん最低限必要です。

ですが現代はそこに「楽しさ・話題性」が無いと

物やサービスは売れにくい時代になってきているということです。

そしてそれが最初にも書いたように

その先の「信頼・信用」に繋がり

結果「この店が良い!」というリピートに繋がっていくわけですね。

 

今日は現代人が購入する場所を決める理由を書かせていただきましたが

断っておきますが「質の良さ」の否定をしているつもりは全くありません。

質は良くなければなりません。

ですが現代に合わせた購入動線を考えたとき

やはり楽しさ・話題性は必要だよねってお話です。

 

この記事がご参考になる方がいらっしゃれば誉れです。

それではまた次の記事でお会いしましょう。

いつも拙い文章を読んでいただき誠にありがとうございます。