心停止の真相は闇の中 | 幸せの条件

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筋萎縮性側索硬化症(ALS)の妻と二人の子供(小学生)の事を綴ります。

昨日のブログで妻は1分間の心停止を起こしたと書いた。痰絡みによる呼吸困難と記載したが、実際のところ真の原因はわかっていない。

何らかの呼吸困難状態によって意識を失い、心停止するまでの時間は、文字通り死ぬほどの苦痛だった事だろう。


幸いにして発生が病院内だったから、即座に適切な蘇生措置を受け、無事に生き返った。


病院から「心停止した。すぐに来て下さい」と電話連絡を受けた時は、こちらも心臓が止まる思いだった。


駆けつけた時には既に妻は意識を取り戻していた。但し、胸骨圧迫による心臓マッサージを受け、「胸が痛い。痛い」とボロボロ涙を流していた。肋骨を骨折しているのかと思ったが幸いにして骨折はしていなかった。


しかし、これで万が一命を失っていたり、蘇生に時間がかかり、脳に重い障害が発生して植物人間状態にでもなっていたら、きっと私は発狂し、病院を責め立てていた事だろうと思う。


幸いにして、特に後遺症もなく蘇生出来た事から、それ以上の事は病院に追及しない事にした


但し、(1)常時見守りが必要なALS患者である事を常に念頭において今まで以上に留意して頂きたい事

(2)夫の私が入院病室に泊まりで常に付き添い、妻のサポートをする事を特例として承諾して欲しい事(本来はコロナ渦につき、付き添いはすべてNG) 

2点を強く申し入れた。

結果として、病院から承諾を頂き、現状泊まりこみで妻のサポートにあたっている。

治療らしい治療はもう終わったので、今後は体のリハビリと在宅サポート環境を今月中に整えたいと考えている。


妻も「一度死んでもせっかく生かされた命なので、生まれ変わったと思って、今後は何でもチャレンジしてみようと思う」などとポジティブ思考の発言をしている。

これは、私としては非常に嬉しく、全面的に妻をバックアップしていこうと思う。