1月がすごい早さで過ぎていく!

お仕事も頑張ってます。

推しゴトが無くて泣いてます。゚(゚´ω`゚)゚。



唐突にハリー・ポッターと賢者の石のチェス♟️

ハリー・ポッターもゴシック小説の系譜だよね。





ずっと買って読みたかったけど、ハードカバーなので高くて手が出なかったこちらの本。

プレゼントしてもらった〜!ありがとう!



本当は同じ作者の『ユドルフォ城の怪奇』が有名で、上下二冊で売っていたのに値段にためらっていたら買えなくなっていて…しゅーんとしていたら、こちらが発売に。

でもやっぱりお高いし…。


そしたら家族がプレゼントしてくれた!うれぴ!





『森のロマンス』アン・ラドクリフ

“放蕩の末に犯罪に手を染め、パリから夜逃げ同然で逃げ出したラ・モット夫妻。難儀な旅の途中で一軒の家を見つけた。そこには荒くれ者たちと可憐な囚われの美しい少女アドリーヌが。

ラ・モットは何故か荒くれ者たちに彼女を押し付けられた。

身寄りない美しい少女を哀れに思い、逃避行の一行に彼女を加えて、森の中の廃墟の僧院にたどり着くラ・モットたち。


パリからの逃避行に疲れて、廃墟の僧院でひっそりと生活することにした一行。


身寄りのないアドリーヌはラ・モット夫妻に恩義を感じお互い親しみを持つのだが…



アドリーヌはいったい何者なのか。

僧院での隠し部屋の恐ろしい秘密とは。

そしてアドリーヌに迫る脅威と、ラ・モットの葛藤。

訪れるロマンス。


美徳、誠実さ、信頼。

悪徳は滅びる。"



イギリスで18世紀末から19世紀初頭にかけて流行したゴシック小説の大家アン・ラドクリフの作品です。

ゴシック小説は廃墟となった修道院や城などを舞台にしたミステリアスな物語で、当時非常に流行しました。


私の大好きなジェーン・オースティンはアン・ラドクリフの作品のパロディ「ノーサンガー・アビー」を書いています。

アビーとは元修道院だったことを表しています。

この小説のヒロインはラドクリフ夫人の本を愛読しているのです。

オースティンは実際家らしくこのゴシックロマンを皮肉っていますが、ラドクリフの才能はとても評価していたようです。


ちなみに先日読んでいたゴドウィンの『ケレイブ・ウィリアムズ』もジャンルとしてはゴシック小説ですし、ゴドウィンの娘メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』ももちろんです。



ゴシック小説はその後ホラーやファンタジー、ミステリーなどそれぞれに分かれて発展していきます。


単純すぎるキャラクター設定(美徳の持ち主は完璧に美しい容姿だったり)、ありえない偶然などもありつつ、続きが気になってあっという間に読破しました!面白かった!

当時みんなが夢中になったのも頷けるし、オースティンのヒロインも夢中になった訳です笑。


ユドルフォ城、ネットで探そかなぁ…