「ワンダー」に見る きょうだい児の思い | 不登校の悩みを解決!意識を使って子どもが動き出す超シンプルな法則

不登校の悩みを解決!意識を使って子どもが動き出す超シンプルな法則

子どもが不登校になると、どんな親でも悩みます。
でも大丈夫!
心と意識のしくみを使って、今あるお悩みは必ず解決できます。
そして、子どもは自分の力で動き出しますよ。
そのとってもシンプルな法則を、お伝えしています。

こんにちはニコニコ

 

ブログにご訪問いただきありがとうございます。

 

UMIで心の勉強修行中の、かほ です。

 

 

 

先日参加した 不登校の親の会で、話題にのぼった映画がありました。

 

『ワンダー 君は太陽』

 

ワンダー 君は太陽 [DVD]

 

2018年に公開された映画で、

 

先天性の障害をもった10歳の少年、オギーとその家族や周囲の人たちの成長がテーマになっています。

 

 

映画もとてもいい作品だし、本の方も面白いです。

 

 

 

もちろん、主人公のオギーの姿に心揺さぶられるストーリーなのですが、

 

私にとって衝撃だったのは、オギーの姉のオリヴィアの思いだったんですよね。

 

 

本では、チャプターごとに主観となる語り手が変わるのですが、

 

オリヴィアの章で、彼女は自分の家族をこんな風に説明します。

 

 

”私から見る世界では、オギーは太陽。

 

父と母、そして私は太陽の周りをまわる惑星なの。”

 

 

弟は、生まれつき特別な援助が必要な存在。

 

実際に、痛そうな手術を何度も受けているのも見てきている。

 

だから、オリヴィアはこうも言っています。

 

「不平をいうことに、意味がないことも理解している。オギー中心で回る世界にいることに、慣れてしまった」

 

 

オリヴィアは、いわゆる『きょうだい児』にあたりますが、美化されてしまいがちなきょうだい児の心の様子を、

 

本の中では丁寧に描かれているなぁと思って。

 

私にとっては、ちょっとした衝撃だったわけです。

 


 

私自身は、お兄ちゃんがいる第二子で、二人兄妹。

 

ただでさえ、愛嬌がある女の子は大事にされますが、

 

私は幼少期からアトピーがひどくて、薬を塗ってもらったり通院したり、親の手がかかる子でした。

 



加えて、小学1年生のときに交通事故にあって、3か月入院する大けがをしたので、

 

家族からは大切にされる存在だったと思います。

 

 

そんな中でも、「いい子でないと愛されない」ブロックを作った私。

 

じゃあ、兄はどんなことを思いながら成長してきたんだろう?

 

そんなことを思って、ほろ苦い気持ちになりました。

 

 

 

物語の中では、オリヴィアは葛藤を抱え、家族とぶつかり合いながらも、

 

彼女なりの答えを見つけていきます。

 

 

 

私も、私の兄も、成長していく中で、ブロックを持ったり、葛藤したりと、

 

もがきながら、自分なりの答えを見つけていくのでしょうね。

 

 

 

苦しいことも、時間はかかったとしても、自分の糧として取り込んで、成長していくことができる

 

 

どんな人でも、そんな力を絶対にどこかに持っている、そんな気がしています。

 


そうやって、みんなこの世界で成長したくて、生まれてきているんじゃないかな。

 

 

そう考えると、人って優劣がつけられない、つけようがないなぁって感じます。

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございましたハート