私が「アセクシュアル」という言葉を初めて知った時の話をしようと思います。
あれは多分中学生ごろだったと思いますが、小説を読んでいました。
探偵ものではないけれど、主人公が謎を解き明かす話だったような気がします。
その中である女性から「旦那の浮気調査をしてほしい」と相談され、調査に乗り出します。
女性は長い間セックスレスであることを悩んでおりこのような相談を持ち掛けてきたのですが、旦那さんは実はAセクだった…という話です。
第二次性徴期も始まって多感なあの頃の私には「恋愛欲求・性欲がない」ということの実感がわかず、本の中や遠い世界の話だと思うことで納得しました。
すぐにこの話は記憶のどこかに忘れ去られてしまうのですが、この経験があったからこそ友人に打ち明けられたときにぱっとアセクシュアルというワードを思い出せたのだと思います。
しかし肝心の小説のタイトルがどうしても思い出せないのです。
あの頃私は伊坂幸太郎さんの小説が好きでよく読んでいたので彼の作品かな、と思っていたのですが見つけられず。今でもわからないままです。
「それ知ってる!」っていう方がいらっしゃったらぜひ教えてください。ストーリーは間違っていないはずです。