子どもが小学生までの期間は壁に向かって勉強させない家具のレイアウトを提案 | 家具なび~家具の使い方を提案するブログ~ 名古屋・インテリアショップBIGJOYが独自のアイデアで家具の配置術などを提案

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最近、リビング学習という言葉があるように小学生の2人に1人は

 

リビングダイニングで勉強しているという話もあるほどです。

 

しかしながらリビングダイニングで勉強するといっても

 

みなさんはどんなシチュエーションで勉強させてますか?

 

インテリアショップBIGJOYでは家具の配置、レイアウトのアドバイスを

 

させて頂く中で、ワークスペースは壁に向かって勉強させるのではなく

 

壁を背にしたり、狭い空間を背にしたり、

 

リビングダイニングへの入り口へ向いて勉強したりと

 

壁に向かって勉強させない家具の配置を提案したいと考えました。

 

 

その理由は壁に向かって勉強するということは

 

勉強している子どもの背中、後ろで物音がしたり、

 

誰かが部屋に入ってきたときにかえって気になるのではないでしょうか?

 

 

大人たちが働くオフィスでも、デスクが壁に向かっている状況は

 

少ないと思います。オフィス内に誰がいて、どんな状況かを把握する

 

ためには壁を背にしてた方がいいように思います。

 

例えば電話が鳴った際に、ほかに電話に出てくれる人がいるかどうかを

 

瞬時に把握したりすることもできるのではないでしょうか?

 

かえって状況を瞬時に把握し、集中を保つことができるようにも思います。

 

子どもが勉強する際にも、後ろで何か音がすると気になってしまったり、

 

後ろで何されているかわからないので警戒心も感じる場合があるように思います。

 

そんなことから壁に向かって勉強させない家具の配置を考えようと思いました。

 

壁に向かって勉強させない場合の多くが、ダイニングテーブルで勉強する

 

場合が多いと思います。その場合気になるのが、食事をするテーブル上で

 

勉強すると問題集や教科書、プリントなどが散乱し、消しゴムのかすが

 

散らばったりと食事前にテーブルの上をきれいにしなければなりません。

 

極力テーブルの上に何もない状態の方がいいとは思いますが、

 

ついついいろいろな書類がたまってしまうものです。

 

だからこそ、ワークスペースの存在が重要であると思います。

 

 

私たちの造語と思いますが「食学分離」(造語)という言葉を作りました。

 

食学分離というのはダイニングテーブルの上で勉強させないという意味です

 

ダイニングテーブルとは別の場所で勉強させるという意味です。

 

それでは、リビングダイニングという空間の中のどこでどのように勉強させるのが

 

いいのでしょうか?

 

今回は実際の家具の配置提案事例、CG画像やコーディネート事例から

 

壁に向かって勉強させないワークスペースのつくり方を提案させて頂きます!

 

まず初めに提案するのがソファの背面です。

 

 

この提案は上の写真のように

 

ソファの後ろに壁がある条件であれば最高にいいシチュエーションとなりますが

 

多くの場合はソファがお部屋の中央に配置されるので

 

必ずしも背後にひと気を感じたり、物音が気になるような環境もあるかと思いますが

 

前の空間は開放的となります!

 

 

次の紹介するのがソファの横にデスクスペースを作る提案です!

 

 

CG画像のようにソファがお部屋の中央にあっても

 

窓側のスペースに収納スペース兼ワークスペースを設置することができれば

 

窓を背にして勉強することができるので、お部屋に誰が入ってきたか

 

その音が何の音かを瞬時に把握することができるでしょう!

 

 

このような家具の配置をするためにはリビング空間の間口が広いか?

 

ソファを小さくすることで可能となります。

 

次に紹介するのがダイニングテーブルとワークスペースをドッキングさせる提案です。

 

 

上のCG画像のようにダイニングテーブルの奥にワークスペースを提案

 

ダイニングテーブル横にワークスペースを設置するので

 

親が勉強の様子を見たり、質問に答えやすくなると思います。

 

このレイアウトの場合は、ダイニングテーブルの高さとワークデスクの高さが

 

そろっているときれいに納まります。

 

最後にご紹介するのがデスクの側板を壁にくっつける提案です!

 

 

上の画像のように家具でお部屋を間仕切るように配置する提案です。

 

この場合リビング側に子どもを座らせることを提案します!

 

なぜならダイニング側からLD空間へ入ってくるためです。

 

 

だれがお部屋に入ってきたかをすぐに把握することは大切であると

 

考えます。

 

さらにこの配置とするためには家具の背面がきれいに仕上がっていることが

 

条件となります!家具の多くは背面がベニアとなっているものも少なくありません。

 

ウォールナット&ブラック色のコーディネート提案

 

家具の裏面まできれいに仕上がっているワークスペースがあるならば

 

実現可能なのです!

 

 

これらの家具の配置提案は期間限定的な考え方となります。

 

お子さんが小学生の間までではないかと考えます。

 

中学生ぐらいとなれば、子どもの部屋に設置したデスクで

 

勉強することも多くなると思います。

 

リビング学習をする期間のみ上記のような考え方が必要ではないでしょうか?

 

 

そのため子どもが小学生の間の家具の配置と

 

子どもが中高生となった場合のワークスペースのあり方が

 

異なるものと考えます。

 

 

ワークスペースが勉強スペースから調べものスペースやネットショップなどの

 

買い物スペースとなり、大人が使うことが主となれば

 

下のようにワークスペースをソファの背面から壁面へ移設することを

 

おすすめします!

 

このように子どもの成長に合わせてワークスペースのあり方が変わってくる

 

事を考えると、新築図面によくある壁面にデスクカウンターをつけるという

 

考え方はあまりよくないように思えてなりません。

 

あくまでワークスペースが勉強スペースとなる場合のみ当てはまる考え方

 

ですが、壁を向いて勉強しない考え方を是非考慮して

 

施主様家族にとって理想的な使い方なのか、

 

しっかりと考えてもらえればと思います。

 

 

インテリアショップBIGJOYのショールーム内にはワークスペースとして

 

提案している場所が数か所ございます。

 

その多くが壁面にワークスペースを提案するのではなく、

 

壁に向かって勉強させない家具の配置を意識してデスクを展示しております

 

 

家具は壁に設置するという固定概念ではない

 

新常識として考えてもらいたいものです。

 

参考にしてください!