キャベツは、
全世界の食卓で見られる
最もポピュラーな野菜で、
古代ギリシャでも食べていた
記録があるそうです。
キャベツの旬は春と冬の2回あり、
春キャベツ:3~5月ごろ
冬キャベツ:11~3月ごろ。
春キャベツは、
葉がみずみずしくやわらかいので、
生でもおいしく食べれます。
冬キャベツは、甘く煮くずれしにくいので、
煮込み料理にむいています。
薬膳としては
キャベツ 〈甘味/平性〉
胃の働きを助け、消化を促して、
胃腸虚弱や胃もたれを解消します。
胃の痛みを緩和します。
「補五臓」といわれ、肝・心・脾・肺・腎
すべての働きを高め、元気にします。
栄養素としては
ビタミンU
淡色野菜の中では、
一番多く含まれています。
ビタミンUは、キャベツから発見されたこと
から別名:キャベジンと呼ばれ、
その名が胃腸薬にもなっています。
胃粘膜の再生を助け、
胃酸の過剰な分泌を抑えたり、
炎症や潰瘍を治癒する働きがあります。
ビタミンUは水に溶出しやすく、
熱に弱いので、加熱しすぎないように
注意してください。
血管壁を丈夫にする
ビタミンCとビタミンKや
食物繊維も豊富に含まれています。
季節の変わり目で、
なにかと疲れがでやすい時季
生食やざく切りにして浅漬け、
炒め物、スープなどで
「補五臓」の春キャベツを
楽しんでくださいね