今年の夏は、長い!?だから、早めに始める!
熱中症、夏バテ・・・に備えるために
漢方で、暑さに負けない身体づくりを!
早い梅雨明け、そして猛暑!
長い夏を元気に過ごすために、早めの対策で、
暑さに負けない身体づくりをめざしましょう~
その1:過剰な「熱」を冷ます
夏の暑さで身体に過剰な「熱」がこもると、体温が上昇して
五臓の「心」や「脳」に影響し、熱中症などを引き起こす原因に。
また、イライラ・怒りっぽい・不眠などの精神の不安定にも
つながり、心身を大きく消耗させてしまいます。
このような不調を防ぐには、
身体の余分な熱を冷ますようこころがけることが大切。
☆涼性・苦味の食材で身体の熱を冷ます食材を
すいか・きゅうり・苦瓜・トマト・れんこん・緑茶など
☆冷房は過剰にならないよう、上手に使いましょう
その2:「潤い」を養う
夏の暑さで汗をたくさんかくと、「水分」といっしょに
「気(エレルギー)」も流出してしまいます。
そのため、体内の水分や気が不足して、血液が濃縮され
ドロドロ血になると、血流をコントロールする五臓の
「心」に大きな負担がかかります。
すると、動悸・息切れ・疲労感・頭がぼーっとするなどの
不調が起こりやすくなってしまいます。
このような不調を防ぐには、
汗で消耗した潤いをしっかり補給することが大切。
☆酸味で潤うを生み、「心」を整える食材を
レモン・りんご・桃・梅干し・小麦・ヨーグルトなど
☆″のどが渇いた″ と感じる前に、水分補給をこころがけましょう
☆食事をしっかり摂って、体内の「気」を養いましょう
「湿」を取り除く
ジメジメと蒸し暑い日本の夏は、湿気や水分の摂り過ぎでなどで、
体内に「湿(余分な水分や汚れ)」が溜まりやすくなります。
すると、溜まった湿が「脾胃(消化器系)」の働きを低下させ、
食欲不振・胃もたれ・下痢などの不調が起こりやすくなってしまいます。
また、脾胃が弱いと栄養を十分に吸収することができず、夏バテの
原因になってしまいます。
このような不調を防ぐには、
脾胃に負担をかけず、働きを整えることが大切。
☆湿を取り除き、脾胃を健やかにする食材を
はと麦・緑豆・もやし・春雨・冬瓜・しそ・みょうが・しょうがなど
☆脾胃は冷えに弱いので、冷たいものの摂り過ぎに注意して
暑くても ″温かいまたは常温の飲み物″ ″温かい食事″ をこころがけましょう
☆水分補給も冷たいものは避け、飲み過ぎにも注意を
「気(エレルギー)」を養う
夏は1年で最も体力を消耗する季節。暑さに負けず夏を乗り切るためには、
しっかりと体力を保つことが大切です。
そのためには、
身体のエレルギーとなる「気」を十分養うことが大切。
☆体力の基本となる「気」を養う食材を
米・小麦・山芋・いんげん豆・大豆製品・卵・鮭など
☆食欲がおちやすい時季ですが、「脾胃(消化器系)」を元気に保って
しっかり栄養を摂るようこころがけましょう
☆夏バテしやすい・体力に自信がない・疲れやすいなど不安のある人は、
早めに積極的な体力づくりをこころがけましょう
〈暮らしの養生〉
*十分な睡眠で、身体が消耗しないように。
暑い夏は夜になっても気温・湿度が下がらず、睡眠の妨げになります。
寝不足の時には、15分~20分程度の昼寝もオススメです。
*疲労回復のため、入浴をこころがけましょう。
血行促進で、冷房による冷えを防ぎ、夏バテ予防にもつながります。
今年は、残暑きびしく夏は長い!といわれています。
夏を元気に過ごすためには、毎日の養生が必須です。
小さなことでもコツコツと気をつけて過ごすことが、
夏の暑さに負けない身体になる秘訣!!!
今年の夏は、いつもより上記のことを
意識して過ごしてくださいね。
心身の不調にお困りの場合は、ご相談くださ~い♪
おまけ
今月のお花が届きました。
夏のお花ですねぇ~
ハイビスカス・ジニア プロフュージョン・クフェア スリラッチャ