「怒り」は最も避けるべき感情 | ブライダルコスチューム かぎや

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香川県観音寺市にある貸衣装店です。花嫁衣裳から成人式のお振り袖まで、各種取り扱っています。

毎朝、新聞の「人生案内」を読む。

相談内容より毎回様々な返答が興味深い。


先日の相談は「歩いていてすれ違う時に道を譲らない人や、電車で我先に乗り込む人などを見ると、いらだちを覚えてしまう。どうすれば心穏やかに過ごすことができますか。」という内容。


回答者は哲学者の小川仁志さん。

「これは怒りの問題」としてアドバイス。

ふんふんと読み進めていきながら、私は感銘を受け、2度も3度も読み返して思わずその記事を切り抜いてしまった。

その一部を抜粋させていただく。

『そこで参考にしたいのが、古代ローマの哲学者セネカの怒りに関する考察です。彼は怒りを、最も避けるべき感情であると位置づけています。なぜなら、怒りは破壊をもたらすだけだからです。』


誠にそのとおりだと深く納得。

怒りは、破壊をもたらすだけ。

自分の私生活を振り返る。

怒った時にうまくいったことはない。

何も得ないどころか、破壊。

まさにそうだ。

周りの人を見てもそうだ。

怒ったら、破壊。

実際破壊となってしまった事を見た。

怒りは最も避けるべき感情。


ではどうすれば、怒らないで済むか。

これは私の場合。

怒りで心の中にモヤモヤが残ることがある。

そんな日の夜、真っ暗な寝室の布団に入り、眠る前静かに思い起こし「ありがとう、ありがとう、ありがとう」と何度も唱える。

何度も何度も。

すると不思議。

その事柄が心の中で鎮まり、感謝が湧いてくる。


新聞の相談欄の小川さんはこう締めくくる。

『相談者も、他人の行動にイライラしたら、怒るのではなく助けてあげようと思ってください。きっと何か理由があって急いでいるんだろうと。それこそが人間の存在意義なのです。』