「お前を悦ばすために新しいオモチャを買ってきてやった」
ペニスから思わず口を離すとピンク色のバイブを手にした源一郎がニヤニヤと嗤っている。
「お前のスケベなテクニックで思わず先走ってしまってすまんな。これでお前を満足させてやる」
「い、イヤです! いえ、あの……私はもう満足です。貴方がいったので十分です」
「いやいや、お前のその豊満な肉体が満足するわけあるまい。そんなことは十分承知しているぞ」
亜希は夫の機嫌が悪い理由をさがしたが思い浮かばなかったが、何かに腹をたてているにちがいなかった。
源一郎のサディスティックな性格はそういう時現れるからだ。
そして満足するまで玩具などを使ってネチネチと亜希をいたぶることで発散するのだった。
「お願いですから今日はこれでおしまいにしてください。明日また改めていたしますから」
「明日の仕事が余程大事なようだな」
「……」
まるで見透かしたかのような夫の発言に亜希は黙るしかなかった。
これ以上拒否することは墓穴を掘りかねない。
「このひじ掛けに、お前のオ〇ンコが目の前にくるように立ちなさい」
バイブのスイッチのオンオフを繰り返すたびに、嫌な振動音が静寂をやぶって部屋に響き、亜希を脅かす。
「さあ、早くここに立ってみろ。満足させてやると俺が言っているのがわからないのか」
何を言っても無駄であり反抗などしようものなら、更なるサディスティックで淫靡な仕置きが長引くことを過去の経験からわかっている。
源一郎に向かって立ち上がり、亜希はソロソロと夫の座っているソファのひじ掛けに片足を乗せて背もたれを掴んだ。
そして勢いをつけてもう片方のひじ掛けに残った足を乗せた。
女性の中では長身にはいり運動神経もよい亜希には、ソファのひじ掛けに立つこと自体は容易だ。
だが、夫とはいえ異性の顔の前に裸の股間を晒すことには羞恥心がある。
背もたれを両手で掴んで亜希はソファに座る源一郎の身体を覆うような形になった。
ブウウウゥッ!
「あっ! いっ、イヤ!」
肉のぬめり ~貸し出されるグラマラス妻~