恵美子とのソフトSM 7 (小説) | 官能小説をKindleで出版してます

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ローターのスイッチを切って、背中を丸めて伏している恵美子を抱き起こした。

 

正面に座っている僕は、恵美子の噛みしめている口枷タオルを取って抱きしめた。

 

「イっちゃったね」

 

耳元で囁くと恵美子はコクリと頷いた。しばらく、そのまま抱きしめて髪を撫でた。

 

僕は落ち着いているように見せていたが、内心は昂ぶった情欲を早く吐き出したい一心だった。

 

恵美子の後ろ手拘束の状態は、とても刺激的な姿だった。この状態のままで昂ぶりを抑える手段で頭に浮かぶのは、AVなどで見かける、男性が仁王立ちの状態で女性に口腔でしてもらう方法だった。

 

でも、この期に及んで恵美子には、頼みづらかった。口でしてもらったことはあったが、恵美子は寝ている状態の僕に毛布など被って、していたからだ。している状態を見られたくないことは明らかだった。

 

更に仁王立ちで、かしづく女性に性器を突き出すのは、明らかに昨今の風潮に逆行している。フェミニスト達に後ろから竹やりで突かれそうな構図だ。

 

「あのさ、口でしてもらいたいのだけど。いいかな?」

 

恵美子は、すんなりコクリとうなずいた。

 

僕は恵美子の前に立ち上がり、猛りきっている筋張りを口元に差し出した。

 

もし、この状態ではイヤだと拒まれたら諦めるつもりだった。

 

ところが恵美子はすんなりと僕を飲み込んだ。

 

うっ……

 

今度は僕が呻いた。自分のモノが恵美子に咥えられているのを初めて見た。今までとは、全く違う感覚なのは、やはり視覚的、心理的な効果が加わったからだろうか。

 

眼下で、後ろ手にされている小顔の恵美子が、頬を膨らませて口だけで奉仕する姿に忽ち登りつめていく。ヌプヌプと湿った音の聴覚的効果も加わり、迸りそうだった。

 

慌てて僕は、コントローラーを拾い上げ、恵美子のクリに位置するローターを発動させた。

 

 

ショーツの中から聞こえる振動音と同時に恵美子の動きが止まった。

 

うぷっ!

 

僕を咥えたまま小鼻をヒクつかせている。

 

「僕を最後までいかせるまで止めないよ」

 

んんんんんっ!

 

さっきまでの低姿勢を忘れ、僕は峻厳の責め人になった。

 

それでも健気に恵美子は口腔奉仕を再開して頭を振り始めた。

 

ヌプヌプとした音と共にローターの唸りが重なる。

 

時々、ズブズブと啜るような卑猥な吸引音が混ざり始めた。おそらく、今までの恵美子なら口腔でするにしても、必要以上に下品な音はたてたくない、という思いがあったに違いない。

 

 

ところが、ローターでクリが脅かされる状況で、それどころではなくなったのであろう。

 

その、なりふり構わない追い込まれた状況で、今まで見せたこともない恵美子の姿に、僕は興奮して更にローターの強度を上げた。

 

ズブズブズブ、ズビッ!

 

恵美子は口から僕を吐き出した。僕のモノが跳ね上がって揺れた。

 

「んんんっ! もう、だめええええっ!」

 

「まだ、ダメ。いってないよ」

 

「うううう……」

 

もう一度、咥えたが、崖淵まで追い込まれた恵美子に余力は残っていなかった。すぐに吐き出して、泣き顔になりプルプル震えている。

 

その恵美子の異様と言ってもよい姿に、僕も既に滲みが出ている怒脹を握り、慌ててティッシュを当てて自ら放出した。

 

 

 

 

* クリにローターを当てながらのプレイは、口でするのが好きな女性は集中できないと、不評な場合がありました。

 

このプレイに限らず、事前にどういう風にするか決めておくと良いと思います。