アンニョンハセヨ~ニコ


記念すべき視聴歴100本目の作品は、『麗』『賢い医師生活』に次いで3本目の殿堂入りとなりました!!

 文句なしの100点作品で大大大優勝!!

 きっと韓国ドラマの神様が、100本達成のご褒美にプレゼントしてくれたんだ!!と思えるほどハマり、久々にめっちゃロス……。

最近、特にラブ系で心底ハマれる韓国ドラマに出合えていなかったので、また視聴へのモチベーションが上がりました!

今は「ソンジェ」という単語を見たり、OSTを聴くだけで泣きそうになってしまう……(重症)。

 もしウソク氏のペンミへ行くことができたら「ウソク背負って走れ」のカチューシャをつけて参戦したいっ!!

 

 

※画像は公式ポスター(namuwikiよりスクショ)

 

 

■視聴時期
2024年5-6月
■お気に入り度(5点満点)
★★★★★(殿堂入りキラキラキラキラキラキラキラキラ
■視聴方法
U-NEXT(全16話)
■放送開始年
2024年
■放送局(配信媒体)
tvN

 

※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。ネガティブ感想もありますのでご容赦ください。
※途中からネタバレありです(その前に表記します)。


■視聴のきっかけはソウル旅行

視聴前にXでやたらとハッシュタグが流れてきたとき、制服キャラのポスター画像で早々に圏外確定し、「きっと、2521みたいなエモい系青春メロなんだろうな(ほじほじ)」という状態でした(※2521には全然ハマれなかったため)。
主役の2人にも「あ~~、ボゴミの友達でIUの元カレのイケメンホストか。いつもキーキーしてる子がヒロインか」という印象で、全然食指が動かず。

そんな中、5月中旬のソウル旅行最終日、チェックアウトの準備をしながらテレビをつけたら、ちょうどこの作品が流れていたんです。
でもそのときも「ノクドゥの兄ちゃん、イメージ違う!!(笑」てな感じで、作品には全然興味が持てなかった。

で、帰国してすぐに『こうなった以上、青瓦台へ行く』を視聴して感想を書くときに、次が視聴歴100本目であることに気づきました。

それならソウル旅行記念として、唯一現地で目にしたソンジェを開封しようかなと。
でもまあ、合わなかったら途中下車して、100本目を仕切り直せばいいし。

そんなぺらい気持ちで開封したのに、自分の殿堂入り作品となるなんて、人生何が起こるかわからないものですね!
ソンジェとソルのように、運命だったと思ってしまうピンクハート

101本目以降も、過度に期待せず、軽い気持ちで開封するくらいのスタンスで臨みたいと思います!(ということを、ソンジェが教えてくれた気がする)。

 
前置きが長くなりましたが、以下より感想です。
 

※以下よりネタバレありです注意注意注意


■ソンジェ背負いすぎて腰痛

背負いすぎの長時間視聴で腰痛になり、久々にジムで走っています走る人走る人走る人走る人走る人(※腰痛には有酸素運動がおすすめ)

あえて書くまでもありませんが、とにかくウソク氏の魅力が爆発していました!!

今まで視聴した作品のウソク氏は、大スター・ボゴミ様の友達役で存在感薄い(青春の記録)、カメオ出演の芸能人役※セリフなし(ミッドナイトランナー)、ヒロインの元カレの浮気野郎※セリフなし(麗)、元ホストの俳優(恋愛ワード~)という感じで、ビジュアルは良いのにいまいちパッとしない印象の俳優さんでした(ファンの方、すみません)。
こんなに秘めた魅力があったとは!! キャスティングした人天才!!

素人の分際で大変失礼なんですが、めちゃくちゃ演技派というタイプではなさそうなので、今回は逆にその不安定な感じが、ソンジェというキャラにシンデレラフィットしたのではと思いました。
ウソク氏がもつ、良い意味での圧のなさが、キャラクターの透明感や儚げな印象に最高にハマっていたと思います!

セリフ回しよりも、ちょっとした表情や仕草がとにかく魅力的!
ヒロインを一途に思う視線や表情は切なくて可愛いいし、ツンを装った横顔デレは悶絶級でした。
以前は気づかなかったけど、今回イ・シニョン氏に似ていることを発見し、実は自分好みの系統のソルティー顔だったのも満足度が高かった要因です。

小鹿系の顔でシュッとしているから(でも脱ぐとすごいので着やせタイプ?)、オーバー30なのに制服姿に全く違和感がなく、かといって30代シーンではスターの色気がムンムンで、全年代の役作りが完璧。
そして、個人的にはセクシーな手がツボで、コメディシーンで驚いて口を覆うシーンが大好きだった爆  笑爆  笑(顔小さすぎ! 指長すぎ!!)

後述しますが、OST兼バンドシーンのボーカルがご本人ということも、満足度が爆上がりした大きな要因です。
歌唱力もずば抜けているという感じではないのに(何度もすみません。歌手と比べると、という意味です)、キャラクターと相まった歌声は魅力的で、人気歌手の設定に違和感なし!
むしろ、俳優スキル由来の感情入りボーカルで、すごく伝わるものがある!
1話のライブシーンはずっと見ていたいほどでした。

半裸&濡れ髪や、キスシーンの回数も多く、出し惜しみ感が皆無なのもよかった(笑)
もし主演が超トップスターなら、これほどの回数のサービスシーンはなかっただろうし、逆に多すぎるキスシーンは視聴率稼ぎのため?と冷めてしまうドラマもあったけど、この作品に関しては、サービスシーンと好感度が完全に正比例上矢印上矢印上矢印

スターになったのに、中身はスポーツ少年のまんまで初恋を15年も引きずっているなんて完全にファンタジーなのに、それが成立すると思わせてくれる韓ドラマジックがとにかく素晴らしかったです!

ヒロインがソンジェに「生きていてくれてありがとう」と言ったように、まさにウソク氏に「ソンジェを演じてくれてありがとう」と言いたいデレデレ

1年前に日本で初ペンミやっていたなんて全くノーマークだったわ……。
今ちょうどアジアツアーが始まるようだけど、日本での開催が発表されていないのが悲しい悲しい


■ヒロインとライバルの魅力も大爆発
 

魅力が爆発したのは、ウソク氏だけではありませんでした。

 まずはヒロインのキム・ヘユンさん。
『スノードロップ』『SKYキャッスル』のキーキーしたキャラしか知らなかったので、なんてナチュラルで可愛い人なんだろうと印象が180度変わりました!
今までJKと大学生(もどき)の役しか見ていなかったので、もっと若い人なのかと思ったらそうでもないんですね。


体の線が細いからJK制服に違和感ないのに、アラサー及び中身アラサーのシーンは、ちゃんとおばちゃん感があるのがすごい(大学生シーンのパーマがちょっと変だったけどw)。
なんならお遍路に扮するシーンでは、ちゃんとおばあさんの声を出していたのも地味にすごかった。
たぶんきらびやかなスター女優だったら、この作品のピュアな世界観とは合わないと思うので、ヘユンさんの清潔感とウソク氏の透明感が最高のケミだったと思います!

 そして、テソンのソン・ゴニ氏!
彼も『ノクドゥ伝』『SKYキャッスル』『スノードロップ』でパッとしない印象だったけど、今回は色気ムンムンで(ちょっと化粧が濃かったような気がするけど)、新たな魅力を感じられました。
意外と(?)イケメンだったのね爆  笑
刑事と高校生の演じ分けも素晴らしく、演技力すごいなと思いました。
現在26歳ということは、『ノクドゥ伝』ではチャン・ドンユン氏よりかなり年下だったのか(ドンユン、童顔すぎ!)。

あと、個人的には『流れ星』の元クッパ屋さんでお気に入りだったイ・スンヒョプ氏のキャスティングがうれしかったです!
彼の体もよかった~。

この作品は「ザ・韓流スター」みたいなギャラの高そうな超有名俳優が皆無なのに、脚本、演出、俳優、音楽のすべての要素が奇跡的なケミを起こして、ここまで素晴らしい作品が誕生したんだと思いました。



■最終回まで完璧
 

よかったのはキャストの魅力だけではなく、ストーリーも文句なしでした!

最初は、ハンディキャップを持つ女性とスターの繊細系ラブストーリーなのかと思ってちょっと身構えていたところ、予想外にコメディ強めで、笑って泣いてキュンキュンして感情が大渋滞。
鼻に指突っ込みとか、噴水落としとか、ベタだけどめっちゃ笑いました笑い泣き
初恋や初雪、雨など、韓国ドラマでおなじみのアイテムも、ストーリー上に必然性があって、伏線回収やリピートも控えめな演出で素晴らしかったです!

少し前に、『いつかの君に』と、そのオリジナル台湾ドラマ『時をかける愛』でタイムリープものを観たばかりだったので、最初は「またか……」と思ってしまったのは内緒です。
タイムリープのコンセプトは似ていましたが、ソンジェのほうがシンプル設定でわかりやすく、既視感も気にならなかった。
 

時空の考察もめちゃくちゃ楽しかったです。
最初は、ソルだけがタイムリープしている前提でメモしていたんですが、何度考えてもつじつまが合わない。
よってわたしは、腕時計を持っていたハルモニの仕業で、ソンジェも数回タイムリープしたという結論に至りました(本人も腕時計つけているし)。

ソンジェ視点でのタイムリープは描かれていなかったけど、崖から落ちた(夢を見た=タイムリープ?)後にインヒョク実家で目覚めたソンジェが、これまでにない不思議な表情をしていた&担架で運ばれるときに、ソルが時計のボタンを押したのもそういうことかと。
そうでないと、ソンジェの“記憶”の根拠もないですしね。

とはいえ、きっとそこまで厳密な設定でもないと思うので、80%くらいの解釈のほうがいいのかも。

脚本すごいな!と思う箇所は多々ありましたが、中でも好きだったのは、ソンジェが初めて人前で歌を披露したのが、賞品のガラケーをソルにプレゼントしたかったからというエピソード。
初めての曲作りも、歌手になったきっかけも、どっちもソルのためだったというのがエモすぎる!
 

韓国ドラマに慣れてくると不安な気持ちで迎える最終回も、稀にみる完成度だったと思います!
話の展開は15話でカタが付いたので、16話はいつものように慌ただしく蛇足感いっぱいなんだろうなと半ば諦めていたら、全シーンが愛おしかった!

そして、最終回あるあるの、登場人物全員が集まっての大団円結婚式ではなく、ウェディングシーンさえタイプリープの中という素晴らしさ!
満点すぎて何も言えねぇーーーーーー(図らずも水泳選手のセリフが出てしまうほどw)

 
■周辺人物

登場人物が少なかったのも、物語のわかりやすさに貢献していました。

 各家族のギャグシーンがちょっとクドいかなと思ったのが唯一の難点だったけど、音楽アルバムでも全部が神曲というより、箸休め的な捨て曲が入っていたほうが聴きやすいから、途中からはそんな感じに思えて気になりませんでした。
『夫が眠っている間に』には大爆笑!(※『恋愛ワード~』のワカメビンタドラマを思い出したw)

そして犯人! 途中まではそのキャラクターが意味不明で、いったい何が彼の目的なのかわからないまま、しつこく現れるのでイライラしましたが、彼は主役に不運をもたらすアイコンのような存在で、そこにパーソナリティーや動機は必要ないと解釈できました。
だから、彼の死によって負の運命を断ち切ったときに、不要な感情移入が起こらなくてよかったです。

■OST
ここまでの満足度でも文句なしに★5つなんですが、個人的に殿堂入りとなったのはOSTの素晴らしさ!!
久々に全曲満点と思えるOSTでヘビロテしています。

K-POPのお手本のようなアップテンポとバラードに加え、ECLIPSEの曲が5曲とも良い!!
『賢い医師生活』もそうだったけど、劇中にOSTが直接かかわってくると、単なるOSTを超えて物語の一部になるんですよね。
そのせいなのか、OSTを聴いていると、自分がドラマを観ているのか、ヒロイン視点でECLIPSEを応援しているファンになったのかわからなくなることもありました(笑
 

ライブシーンで、ほかのアーティストのOST曲を歌ってくれたのもボーナストラック的で二度おいしかったですピンクハート
16話のエンディング曲がECLIPSE版の『Star』だったのには胸熱!!!
完全なフルで聴きたいーーーーー!

 『I think I did』は「ソンジェがペンミで歌ってくれた曲」という設定なので、ぜひウソク氏のペンミでは歌ってほしいし、なんならECLIPSEとしてライブを開催していただきたい!
ドラマのECLIPSEファンと同じように「Run it again! Run it again!」を一緒に叫びたい爆  笑


※追記
OST円盤購入しましたキメてる

 


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またいつかお気に入りの作品に出合ってこの興奮を味わえる思うと、韓国ドラマ視聴はやめられないです!
 
この後しばらくは落ち着いて旅日記を書きつつ、『青春の記録』でも再視聴しようかな。

あの時はボゴミの存在がまぶしすぎて、ウソク氏の印象がほぼないので
ウインク